北に対する日本政府の方針を支持するか? |
YES 42% |
N O 58% |
北に対してさらなる強硬な対応が必要か? |
YES 96% |
N O 4% |
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金正日総書記(左)と初の首脳会談を終えた小泉純一郎首相は両手で握手を交わした=2002年9月17日午後5時35分、平壌市の百花園迎賓館(代表撮影) |
今回は小泉純一郎首相が北朝鮮を訪問し、日朝平壌宣言にサインしてから1年が過ぎたことに関連して、「北に対する日本政府の方針を支持するか」「北に対してさらなる強硬な対応が必要か」聞きました。
18日までに1190人(男性962人、女性183人、性別不明45人)から回答がありました。
寄せられた主な意見は次の通りです。
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北海道、男性会社員(五七)「弱腰外交をやめ、北の脅しに屈するな。断固として妥協せぬという毅然(きぜん)とした態度を示せ。国民は一致団結して北の理不尽な脅しに負けてはならぬ」
新潟県、無職男性(六六)「歴代の首相と比較すると小泉首相ははるかに良いが、まだ生温い。政府は国民を守るのが第一のはず」
栃木県、女性会社員(二八)「外務省の姿勢は、北の言いなりに動いているとしか思えない。もっと国民の意見を聞くべき」
千葉県、無職男性(六四)「国民の安全を守れない一因は、国防力の無力さにある。不法に国益を脅かす行為に対し、国防力の強化を痛感している」
埼玉県、男性自営業(六四)「自民党総裁選候補者の四人とも、政策発表で拉致問題を真剣に取り上げていなかった。これが日本かと思うと本当に情けない」
東京都、男子大学生(二七)「拉致は現在も進行中だということを政府は再認識し、国民の安全と生命を守るという当然の国家の責務を果たすべき」
東京都、男性(二四)「小泉首相の訪朝から一年の活動内容はおおむね評価してよいかと思う。しかし、首相の周囲にいる一部の人たちは北朝鮮に甘い。日本の外交姿勢がねじ曲げられないか心配だ」
大阪府、女性(五六)「政府は北に残る拉致被害者の安否をもっと積極的に調べてほしい。自分の家族と思えば真剣に対処できるのではないか」
和歌山県、男性公務員(四三)「日本政府の動きが見えない。北への送金停止や経済制裁など目に見える“交渉カード”の使い方をしないと国民は納得できない」 海外在住、男性(三三)「外務官僚の常として、保身体質で穏便な政策をとっているのであろう。現体制の延命だけを望む北にこそ、強硬策で拉致問題解決へ突破口を開くべきだ」
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記者のひと言 政府に対し、北への経済制裁や船舶入港禁止など、国民が納得する形で圧力を求める声が目立ちました。「拉致の解決は政府次第」という世論を肝に銘じて全力を注ぐべきです。(幸)