米国産牛の安全性が保証されるまで輸入停止措置を続けるべきでしょうか? |
YES 83% |
N O 17% |
BSE騒動が始まってからも、抵抗なく牛肉を食べていますか? |
YES 59% |
N O 41% |
今回は、米国のBSE(牛海綿状脳症)問題で、わが国は輸入停止措置を続けるべきかなどについて意見をお聞きしました。
15日までに519人(男性421人、女性70人、性別無回答28人)から回答がありました。
北海道、男性公務員(五五)「日本は最後まで国内の安全基準を守り、米国の圧力、主張に屈してはいけない。また、便乗値上げを監視する体制を強化する必要がある」
東京都、男性会社員(二七)「米国の態度は信用できない。最初は『牛肉を買え』と圧力をかけ、次には『BSE感染牛はカナダ産だから問題ない』と言ってくる。自国の利益を優先している」
神奈川県、男性、自営業(五三)「全頭調査して感染していない肉だけ輸入すべきだ。また、わが国の食料自給率を早急に上げるために、農業問題を解決すべきだ」
大阪府、主婦(四一)「報道が下火になったら、米国の外圧で政府は輸入を許可するだろう。牛肉を食べないと生きていけないわけではないので、一主婦としては、献立を工夫して乗り切っていく」
和歌山県、主婦(四三)「牛肉として売られているものより、危険部位が加工食品に紛れ込んでいるかもしれないのが心配だ。買うときは表示を必ず見ているが、過去の偽装表示問題を思うと安心できない」
兵庫県、男性会社員(六六)「米国牛を食べても、被害を受ける確率はゼロに近いはず。規制することによる弊害の方がはるかに大きい。すぐに規制を解除すべきだ。百パーセントの安全はあり得ない」
岡山県、男性会社員(三九)「米国は安全対策を完備してから輸出を再開すべきだ。日本人は危険で安価な牛肉などがなくても十分充実した生活が送れることを認識すべきだ」
海外在住、男性、自営業(六二)「BSE牛が発見されたワシントン州の南に当たるオレゴン州に住んでいるが、近所のスーパーを見た限り騒ぎの影響はほとんどない。肉牛の産地はオクラホマ、テキサスなど中南部の州なので、国内的には大きな影響はない」
● ● ●
記者のひと言 現在、日米間で輸入再開に向けての話し合いが進められています。国民が納得できる内容になるかどうか。3年前は焼き肉店、今回は牛丼チェーンがBSE被害にあっていますが、牛肉への過度の拒否反応は避けたいものです。(俊)