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産経Webeアンケート
YES? NO? 私も言いたい 集計結果

Question No.44 自衛隊と日本の信頼

自衛隊派遣で日本の信頼は高まるか?
YES 84%
N O 16%
自衛隊の安全についての議論に終始する国会はよいか?
YES 6%
N O 94%


 イラクの復興支援は陸上自衛隊本隊第一陣が現地に到着するなど、活動が着実に進んでいます。自衛隊派遣で国際社会での日本への信頼が高まるかどうかなどについて意見を募集したところ、5日までに回答者が1051人(男性924人、女性98人、性別不明29人)と大きな反響がありました。  
 
 寄せられた主な意見は次の通りです。

  

 【派遣の意義】

 ■イラクで汗流す意義大きい/米国の同盟国としては当然

 佐賀県、男子大学生(二〇)「とうとう自衛隊が日本の意思で国際貢献のために動き出したということに抑えようのない喜びと興奮、感動を感じています」

 北海道、自営業、男性(五一)「国の安全保障の意識は愛国心など国民としての自覚から生じる。一定の危険を承知しながら、使命感に燃え、イラクで汗を流す意義は多大」

 東京都、無職、男性(一九)「いま私たちがすべきことは、命をかけて任務を遂行する自衛隊員たちを、毅然(きぜん)とした態度で赴けるように送り出すことだ」

 沖縄県、無職、男性(六六)「米国の同盟国として自衛隊を派遣して協力するのは、至極当然のこと。冷静に考えてみれば、わが国にとっていかに必要なことであるかは容易に理解できるはずだ」

 山形県、主婦(三六)「派遣の是非よりも支援の内容やテロに備えて国内の警備をどうするかの方が重要。戦争には反対だが、力を貸すという行為には賛成」

 大阪府、自営業、女性(二一)「派遣に自衛官が不満を漏らしているのはおかしい。自衛官になった時点でどういう立場か分かっていたはずで、自衛官はあくまでも、仕事だから行くのではないのか」

                  ◇

【国会論議】

 ■まず現地の要望を踏まえて/危険だからこそ行くのでは

 千葉県、男性会社員(二六)「派遣の是非ばかりが報道されているが、復興支援が目的なのだから、まず現地の要望を踏まえた議論が先ではないのか」

 山梨県、男性公務員(四〇)「危険な場所だから自衛隊が行くのであって、国会が安全性の議論をしているのは憤りを感じる」

 広島県、男性会社員(六一)「(国会など)日本国内の分かりにくい議論を聞いていると、本当に独立国家なのか、嘆かわしいと感じる。危険はあっても、自衛隊には立派な仕事を成し遂げてほしい」

 神奈川県、無職、男性(八三)「民主党は国連決議があれば、派遣してもよいと主張しているが、そんなに国連を信頼していいのか。国際的な信頼を得るために派遣するという首相の決断を支持する」

                  ◇

【改憲】

 ■国際標準に見合う軍が必要/“歯止め”を盛り込むべきだ

 埼玉県、女子高校生(一七)「戦争のためでなく、復興を進めるために行くのだ。この際は日本国憲法を変えてしまってもよいのではないか」

 埼玉県、男性会社員(三三)「自衛隊という呼称をやめ、国防軍とすべき。憲法を改正して、国際標準に見合った軍や軍法制を持つ決断を迫られている」

 長崎県、男性公務員(四五)「危険を伴う国際貢献は必要であり、重要なものだと思う。派遣でとやかく言われないために、早急な憲法改正が不可欠」

 兵庫県、自営業、男性(五六)「現憲法は現代にそぐわなくなっており改正が急がれる。憲法改正には今回のように米国に使用されることを防ぐ歯止めも盛り込む必要がある」

 大分県、男子高校生(一八)「派遣は憲法違反だと思うし、米国の一方的な戦争に日本は加担すべきではないと思う。とはいえ、派遣された以上は自衛隊員の死傷者などが出ないでほしいと願うばかりだ」

                  ◇

【国際貢献】

 ■一国平和主義は通用しない/米国追従には恐怖を感じる

 奈良県、男性会社員(六三)「失業者であふれている現地の要望は『仕事をくれ』である。自衛隊は国際貢献の評価を高めるためにも、現地の人たちを下請け作業などに雇用すべきだ」

 東京都、無職、男性(七一)「一国平和主義や専守防衛は二十一世紀には通用しない。テロとの戦いは人類の課題であり、日本も国際社会の一員として逃げてはいけない」

 兵庫県、男性会社員(七一)「平和は奪い取り、勝ちとるもの。有史以来、戦争に大義などなかったのでは」

 東京都、自営業、男性(三八)「国益のためという説明に一定の理解はします。だが、テロリズムの最大の標的が米国であり、その米国との同盟を自衛隊派遣という形で強化するのは不安」

 香川県、男性会社員(四二)「派遣には大義がなく、憲法にも違反している。今まで日本が中東で築き上げてきた信頼をも損なう」

 岩手県、女性会社員(四一)「米国追従一辺倒の小泉内閣を支持することはできない。国民を納得させようとせず、自分の感性と価値観で押し切ろうとする小泉総理には恐怖と不安を感じる」






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