手軽で安価な牛丼がなくなることで困っていますか? |
YES 24% |
N O 76% |
日本人が『食の安全』に神経質すぎると思いますか? |
YES 36% |
N O 64% |
今回は、BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)に感染したとみられる米国産牛の問題で、業界最大手の吉野家が一部を除き、牛丼販売の中止に踏みきったことを受けて、「手軽で安価な牛丼がなくなることで困るか」「日本人が『食の安全』に関して神経質すぎるか」を聞きました。
12日までに504人(男性431人、女性63人、性別不明10人)から回答がありました。
寄せられた主な意見は次の通りです。
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東京都、男子大学生(一九)「価格破壊が問題。『早い、安い、うまい』に怖さを感じない方が異常だ。安さの裏には必ず危険があることを認識すべきだ」
和歌山県、女性会社員(四三)「国内でBSEが出たときは在庫を処分したのに、今回は米国産牛肉の在庫をなぜ処分しないのか疑問」
東京都、自営業、男性(三七)「BSE騒ぎは今回が初めてではないのに、販売中止を避けるため、牛肉の調達ルートを複数確保していなかった企業の怠慢だ」
京都府、自営業、男性(六一)「日本古来の食生活を取り戻すのはいかが。肉食偏重は生活習慣病が増え、医療費が膨らみいいことなし」
埼玉県、男性会社員(三五)「米国の横暴さに驚く。日本でBSEの牛が発見されて以来、全頭検査している牛肉は輸入禁止。ところが、自国で同様のことが起こっても、全頭検査をしぶり、安全だから輸入しろというのは理解できない」
東京都、男子高校生(一六)「BSEが人間に感染する可能性は限りなくゼロに近く、全頭検査の必要はないという米国の言い分は一方的だが正しいと思う」
大阪府、男子大学生(二一)「安くてうまくてボリュームのある商品がなくなることに落胆している。それに代わる商品の登場を願っている」
大分県、女性会社員(四〇)「これをきっかけに、食の安全性に目を向け、食料の自給率が上がる方向に進めばいいと思う」
福岡県、男性会社員(三五)「日本人は安易にファストフードに頼りすぎていると思う。このことについて考えるいい機会ではないか」
米国在住、主婦(五一)「リスクは個人で負うようになればいい。もちろん、できるだけ正確な情報をつかむことは大切だ」
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記者のひと言 米国産牛肉を毎日食べているという米国在住の方の回答があり、日米の違いが際立ちました。米国は全頭検査を拒否していますが、政府は断固たる態度で取り組んでほしいです。