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産経Webeアンケート
YES? NO? 私も言いたい 集計結果

Question No.51 週刊文春の出版禁止問題

政治家の家族といえども私人としてプライバシーは保護されるべきか?
YES 79%
N O 21%
今回の地裁決定は出版・報道の自由を侵すか?
YES 39%
N O 61%


 田中真紀子元外相の長女の私生活をめぐる記事を掲載した週刊文春の出版禁止問題について、政治家の家族のプライバシーと出版・報道の自由について聞きました。

 25日午前11時まで募集したところ、619人(男性515人、女性85人、性別不明19人)から回答がありました。

 寄せられた主な意見は次の通りです。

  

 宮崎県、無職男性(六九)「昨今の週刊誌の暴露、のぞき見趣味の編集には目に余るものがある。線引きが必要。田中真紀子さんについてはもっと追及し書くことがあるはず。娘は関係ない」

 兵庫県、女性(二二)「出版・報道の自由は守られるべきだが、特権ではない。たとえ公人であっても守られるべきプライバシーはある。暴走するメディアに反省と改善を望みたい」

 和歌山県、自営業、男性(三九)「マスメディアの過剰報道に嫌気。営利優先的な『表現の自由』なら必要ない。報道機関はもっとモラルを学ぶべき」

 千葉県、男子高校生(一七)「安っぽく『報道・出版の自由』という言葉を使うべきではない。命がけで先人たちが得た権利は、そんなうわついた記事に使うべきではない」

 兵庫県、自営業、男性(四一)「政治家の家族だからという定型的な判断で『公益性』を判断するのは硬直すぎる。報道の内容に、公益性があるかどうかが問題で、政治家の家族はその判断材料のひとつ。裁判所の事前差し止めもやむを得ない」

 海外在住、女子大学生(二二)「政治家の家族が特別に注目されることは免れない。これをプライバシーの侵害だとしたらほとんどの雑誌、新聞の報道内容が問題視される」

 神奈川県、男性会社員(三五)「今回の措置は、報道側の過度な自主規制を招く。政治家は教育や家族について自らの信念とそれに基づく政策を国民に問う立場にあり、ある程度の報道は許容すべき」

 東京都、女性会社員(二九)「もし、彼女が政治家の娘ではなく、一芸能人の娘であれば出版禁止命令は出なかった。裁判官が政治家の圧力に屈してしまうことに危機感を感じる」

  

 記者のひと言  意見を寄せた人のほとんどが文春の記事を読んでいたのは意外でした。差し止められると中身を知りたくなるのが人情なのでしょう。若い世代ほどプライバシーを重視した意見が多く、権利意識の高まりを感じました。(村)





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