Q 全頭検査見直しに賛成ですか? |
YES 42%
N O 58% |
Q 米国産牛肉の輸入再開に賛成ですか? |
YES 40%
N O 60% |
厚生労働省や農林水産省は、BSE(牛海綿状脳症)対策を見直し、現在の全頭検査を緩和し、生後20カ月以下の牛は検査対象から除外する方針です。米国産牛肉の輸入再開を巡る議論にも影響を与えそうです。今回は「全頭検査見直しに賛成か」「米国産牛肉の輸入再開に賛成か」について意見を聞きました。
9日までに406人(男性350人、女性56人)から回答がありました。主な意見は次の通りです。
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●私も言いたい |
福岡県、男子大学生(22)「米国産牛肉の輸入再開に賛成。米国産牛肉である表示を徹底させる必要があるが、消費者がリスクを判断し、選択すればよい」
京都府、男性公務員(28)「危険は低いにしろ、20カ月以下の牛を検査対象から除外するのは納得できない。いつものように被害が出始めてから対策をとるのだろうか」
神奈川県、男性会社員(31)「結局は米国の圧力に屈したように見える。安全基準を変更するのでは、今まで日本が主張していた基準は意味がなかったのか」
東京都、女性会社員(35)「若い牛は正確に検査できないから入れてしまえというのは妙な論法だ。確実に検査できる月齢の牛だけ輸入すればよいのでは」
岡山県、男性自営業(43)「食肉業界では偽装が平然と行われていた状況を考えると、まともな牛肉が流通するとは思えない」
茨城県、男性会社員(43)「米国では国民が気にせず牛肉を食べている。日本人は騒ぎすぎでは」
兵庫県、男性会社員(44)「食糧を自給できない日本のみが全頭検査を要求してもだめ。国際基準で検査すればよい」
神奈川県、女性自営業(46)「日本では全頭検査できているのだから、アメリカにも要求すべき。輸入再開には、まだ不安材料が多い」
大阪府 男性会社員(51)「アメリカに月齢管理ができるわけなく、20カ月以上の牛も輸入されるだろう。危険部位の切除も十分に管理されないだろう」
宮城県、男性公務員(57)「食の安全は日本の安全保障の枠内。日本の農業の安全を守るため、外圧に妥協すべきでない」
愛知県、男性自営業(62)「月齢の管理が事実上不可能な米国産牛への不信感は高まり、国産牛を含めて牛肉全体への信頼を失う」
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●記者のひとこと |
20カ月以下の感染牛の確認例がないことと、安全確認は別問題のはずです。今になっての全頭検査見直しには、安全面からの合理的説明が必要でしょう。(公) |