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VOL.76
国連常任理事国入り
Q 日本の常任理事国入りに賛成ですか?
YES 75%
N O 25%
Q 常任理事国入りのために、憲法改正は必要だと思いますか?
YES 70%
N O 30%
小泉純一郎首相は国連総会で演説し、日本の安全保障理事会常任理事国入りへの意欲を表明、現在の憲法のままでも常任理事国として役割を果たすことができるとの考えを強調しました。今回は、「日本の常任理事国入りに賛成か」「常任理事国入りのために憲法改正は必要と思うか」について意見を聞きました。

23日までに759人(男性678人、女性81人)から回答がありました。主な意見は次の通り。
私も言いたい
埼玉県、男子専門学校生(18)「常任理事国入りで、軍事力でも世界に協調すべきだ。そのために憲法を改正し、段階的に自衛隊を海外に派遣し、集団的自衛権を行使できるようにする」

福岡県、男子大学生(23)「米国に守ってもらっている現状で常任理事国入りしても米国にいいように利用されるだけ。常任理事国入りは国防という観点で真に独立してからだ」

神奈川県、男性会社員(27)「常任理事国入りに賛成だが、拒否権が与えられないなら無理して入る必要はない。他の候補国も含め拒否権を持つのは当然だ」

大阪府、無職女性(31)「旧敵国条項が削除されなければ常任理事国になるべきでない。中国が日本の常任理事国入りを妨害するなら国連分担金を削減すべきだ」

千葉県、無職男性(34)「常任理事国になった場合に発生する集団的自衛権発動に耐えられるのか。国民にその覚悟はない」

神奈川県、主婦(41)「常任理事国になるには憲法9条改正が必要。海外に軍を出せず、無理に出してもさまざまな制約があっては、常任理事国の資格はない」

東京都、男性(45)「現憲法のまま常任理事国入りが理想だが、小泉内閣のいい加減な拡大解釈では対処できなくなる。法的根拠を明確にしてほしい」

兵庫県、主婦(56)「武力行使を躊躇(ちゅうちょ)したり、情報が筒抜けの日本では、他国に迷惑をかける」

京都府、男性会社員(59)「約20%の分担金を負担していながら、相応の地位、待遇を受けていないのはバランスを欠く。日本の常任理事国入りは当然」

海外在住、男性無職(68)「国際社会に積極的に貢献する日本の立場を鮮明にするためには遅すぎるぐらいだ。憲法を改正して、国家の姿勢を示せ」
記者のひとこと
20%の分担金を出すだけの日本の立場は変えるべきですが、発言力を増すには行動力も必要です。現在の憲法九条のままで、常任理事国として実際に活動できるのでしょうか。(公)
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