二国間協議停止の現状で、山崎氏らの交渉はタイミング的に適切だったか? |
YES 25% |
N O 75% |
家族会の主張する通り、対北朝鮮交渉は政府による交渉に一本化すべきか? |
YES 79% |
N O 21% |
自民党の山崎拓前副総裁と平沢勝栄衆院議員が、政府の交渉とは別に北朝鮮側と協議し、議論を呼んでいます。今回はこの二元外交をめぐって「山崎拓氏らの交渉はタイミング的に適切だったか」「家族会が主張するように、対北朝鮮の交渉は政府による交渉に一本化すべきか」について聞きました。
8日までに501人(男性430人、女性52人、性別不明19人)から回答がありました。
寄せられた主な意見は次の通りです。
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東京都、自営業、男性(四八)「二度と北朝鮮側と勝手に接触しないと明言していた平沢議員、北朝鮮問題で距離を保っていた山崎前副総裁が、今回なぜ交渉の場に出たか疑問でならない」
千葉県、自営業、男性(五五)「山崎氏らの売名行為で、北朝鮮に利するだけの、軽率な行動だった。窓口は政府に一本化すべきだ」
東京都、男性公務員(二五)「一部の政治家が北朝鮮との窓口になるのは避けるべき。北朝鮮はそういう功名心を巧みに利用してきた過去がある。物事の本質を見据えた対応を願いたい」
青森県、自営業、男性(五〇)「もし仮に、山崎氏らが小泉純一郎首相の指示を受けて今回訪中したのであれば、二元外交には当たらない。ただ、そのへんの説明が足りない」
岡山県、女性(三三)「北朝鮮が日本政府との正面からの交渉に乗り気でないならば、この際、山崎氏らを正式な特使に任命して、協議への道を開かせてもいいのではないか」
神奈川県、男子高校生(一七)「外交には裏があって当然だ。政府間交渉に一本化なんて言ってたら、問題の解決は余計に遠くなる」
岐阜県、男子大学生(一九)「交渉の一本化に固執するのではなく、北朝鮮問題の進展のためには外交の二元化もひとつの手だ」
大阪府、主婦(二一)「北朝鮮のいいようにされている気がする。拉致が北朝鮮の犯罪であることは明白。とろとろ話し合いをしていることさえ腹立たしい。即刻経済制裁すべき」
岩手県、男性会社員(三〇)「六カ国協議に頼る日本の姿勢こそがおかしい。日本が主権国家であるなら、六カ国協議などボイコットして、交渉の形はともかく、単独協議に応じさせるべきだ」
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記者のひと言 二元外交は失敗しても、政府は責任を取らずに済みます。政府は関与を否定していますが、弱腰外交の印象と重なり、なぜ強い姿勢で臨めないのか不信感が募ります。(見)