衆院補選の結果が、7月の参院選にも影響すると思いますか? |
YES 54% |
N O 46% |
年金改革法案について、もっと国民的な議論をした方がいいと思いますか? |
YES 79% |
N O 21% |
4月25日投開票の衆院三補選は自民党が全勝しました。今回はその結果と関連して、「補選の結果が7月の参院選に影響するか」「年金改革法案はもっと国民的議論が必要か」について意見を聞きました。
6日までに955人(男性836人、女性119人)から回答がありました。主な意見は次の通りです
寄せられた主な意見は次の通りです。
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奈良県、男性会社員(二六)「投票率の低迷が、組織力のある与党に有利に働いたというだけのこと。議員の年金未納問題の追及より政策議論をしていかないと、ますます政治離れを招くのでは?」
東京都、無職男性(二八)「今の選挙は“消去法”。『民主党は言っていることがめちゃくちゃで政権を任せられない』『自民党はもういや。民主党なら変わるかも』という二者択一だ」
東京都、主婦(三八)「イラク邦人人質事件や年金問題の民主党の対処を見て、民主党に入れていた有権者が、無党派に戻って棄権したのではないか。盛り上がりのない参院選の投票率の方がもっと心配だ」
北海道、男性公務員(四〇)「自民党の支持率が高いというより、野党のパワーが落ちてきている」
神奈川県、主婦(五〇)「自民全勝はよくない。二大政党になって政治家は国、国民のために働いてほしい」
静岡県、自営業、男性(五六)「自民党は公明党の協力なしでは勝てないとなると、さまざまな政策に、公明党から相当な影響があるのではないか」
埼玉県、男性会社員(五六)「有権者にとって選択肢が限られた選挙となっている。自民への批判票を入れたくても、入れたいと思う野党がない。小泉政権に不支持でも、自民しかない」
兵庫県、男性、自営業(六三)「自民圧勝で年金問題が信任されたかのような報道が多いが、これは疑問。マスコミは投票率の低さを分析し、啓(けい)蒙(もう)すべきだ」
広島県、無職男性(六九)「自民は安倍幹事長を中心とした層の活躍が大きい。民主は政権を担う政党に成熟していない。だが年金問題では、今の自民は族議員がいる限り、国民のためになる解決策は出てこない」
神奈川県、無職男性(八三)「民主党は、何だかんだと言っては審議拒否をする。昔の社会党と同じだ。もっと大人にならないと、票は伸びない」
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記者のひと言 年金問題にはだれもが関心が高いはずなのに、三補選の投票率にはそうした国民の声が表れませんでした。参院選でどのように民意を示すか国民の知恵も問われています。(俊)