私もいいたい
集計結果は毎週金曜日の朝刊に掲載
VOL.151
PSE


Q 電気用品安全法を知っていましたか?
YES 37%
N O 63%
Q リサイクルの妨げになると思いますか?
YES 83%
N O 17%
Q ビンテージ楽器などの対象外に違和感を感じますか?
YES 69%
N O 31%
「PSE」(Product Safety Electrical Appliance & Materials)について28日までに452人(男性408人、女性44人)から回答がありました。主な意見は次の通りです。
矛盾だらけ
神奈川・男子大学生(21)「安全性を問うのに、レンタルなら容認という意味がわからない」

東京・男性フリーター(24)「どういう意図で中古家電が規制対象になったのか分からない。検査方法も不明瞭(めいりょう)だ」

石川・男性会社員(24)「中古品による万が一の事故を防止する目的であれば、中古品使用のリスクを明示するとともに、PSEマークの認知度を高め、認定製品への切り替えにいたる自然な流れをつくるべきだ」

京都・女性自営業(33)「リサイクルの妨げになると思う。壊れたら直して使うのが常識。世界から笑われる法律だ」

長野・主婦(41)「『もったいない』を世界の共通語に、と言っているのと相反している」

佐賀・男性会社員(53)「安全が第1というなら、5年も猶予期間をおいたのはなぜか」

神奈川・男性自営業(59)「JIS規格で厳しい基準や管理を行い、JIS表示があるから安全だと教えられてきた。従来品を一律に危険と考えるのはJIS規格をないがしろにしている」

兵庫・男性(62)「官報掲載だけでは国民は知りえないのが現状。これだけ広範囲に影響する法律を周知せず放置していたのは怠慢」

埼玉・男性自営業(65)「保持して使用するのはかまわないが、売るのは禁止というのは不合理だ」

兵庫・男性無職(66)「わが家で使っている電気製品にはどれもPSEマークがない。すべて危険で買い替える必要があるのだろうか」

楽器特例に?
神奈川・男性会社員(26)「ビンテージ楽器除外の決定は、騒いでいる人間を黙らせれば押し通せるだろうと考えているように思える」

東京・男性会社員(35)「楽器は対象外に賛成。安全性確保と物を大切にする心の両立を」

千葉・女性(45)「例外規定を設けることに異論はないが、楽器、音響機器に限定することに違和感を覚える」

神奈川・主婦(49)「中古電化製品も電子楽器も安全であることが優先されるべきだ。安全規格に合った製品を流通させるということならリサイクルの妨げにはならない」

大阪・男性(64)「そもそもPSEは安全性を規定するもので、音楽の演奏性能に言及するものではない。ビンテージやリサイクルを理由に安全性に目をつぶるようないい加減な法律であるなら撤回すべきだ」

安全性が最優先
和歌山・男子大学生(20)「リサイクルの妨げにはなるが、安全性には代えられないとも思う」

大阪・男性会社員(25)「新品でも中古品でも安全な状態で売るのが当然。確かめないで販売ができていたのなら今までがおかしい」

千葉・女性(39)「法を整備しても悪用する人はでる。悪用できないように条件付けして運用すべきだ」

千葉・男性会社員(42)「電気製品は絶縁体、合成樹脂の劣化などで危険性は増す。すぐにメーカーの責任が問われる世相だが、電気製品には寿命があるという考え方こそ広めるべきだ」

埼玉・男性公務員(46)「施行される直前になって騒ぐのはアンフェア。リサイクル業界の認識が甘かっただけでは」

千葉・男性会社員(48)「業界が知らなかったでは無責任。公表の不徹底はあるが、電化製品を販売している自覚が足りない」

千葉・男性会社員(58)「中古家電製品は経年による劣化の差があるので品目別による規制はやむをえないと思う」


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