私もいいたい
集計結果は毎週金曜日の朝刊に掲載
VOL.153
防犯カメラ


Q 防犯カメラの有用性を認めますか?
YES 98%
N O 2%
Q プライバシーや人権の侵害にあたると思いますか?
YES 14%
N O 86%
Q 防犯カメラは一層普及させるべきだと思いますか?
YES 94%
N O 6%
「防犯カメラ」について、11日までに572人(男性502人、女性70人)から回答がありました。主な意見は次の通りです。
抑止効果大きい
神奈川・男子大学生(24)「防犯カメラは人々に緊張感をもたらし、行動を律する。つまるところ犯罪抑止になる」

愛知・男子会社員(26)「事件を未然に防ぐ努力は当たり前。有効な手段である防犯カメラの設置は必須だ」

東京・無職(32)「銀行や郵便局のATMのカメラの性能は悪すぎる」

兵庫・男性自由業(32)「モラル低下による犯罪や、愉快犯増加などの問題が解決されない限り、何らかの監視は必要」

東京・男性会社員(46)「カメラ設置者と捜査機関の連携が不可欠」

神奈川・男性会社員(61)「悪い事をしていなければ撮られたところで何も困ることはない。正々堂々と表通りを歩けばいい」

東京・男性無職(66)「地域社会の連携が崩壊した現代社会では、カメラ設置で一定の犯罪抑止効果と犯人早期逮捕の決め手となりえる」

映像管理を慎重に
福岡・女子高校生(16)「個人が安全のために設置するのは賛成。しかし、警察が国民監視のために道路などにつけているのは嫌だ」

北海道・男性会社員(28)「さらに増やすべきだと思うが、カメラを管理するのは人間。得られた情報が悪用されないような対策が必要」

静岡・主婦(31)「必要だと思うが、プライバシーや人権に配慮しながら広げるべきだ」

沖縄・男性会社員(33)「プライバシー侵害ではあるが、安全が優先される。情報管理のルールと罰則が必要」

海外在住・男性(34)「映像が目的以外に使われ人権侵害が起きたとしても、それはカメラ設置の是非とは別問題だ」

海外在住・女性会社員(38)「理想論だけでは現実の犯罪の脅威に対抗できない。安全を求めるのであればプライバシーを少しぐらい犠牲にするのは仕方ない」

山口・男性公務員(50)「カメラを設置するのは公共的空間なのでプライバシー侵害には当たらない。肖像権を主張する人は、個人の経済的利益より、人命を救うという公共的利益を考慮してほしい」

京都・男性会社員(61)「映像が私企業の営利に利用されるなどのプライバシー侵害を危惧(きぐ)する。記録された映像は厳重に管理し、閲覧には制限を加えることを望む」

抑止にならない
神奈川・男性会社員(27)「被疑者が少し早く発見された程度。犯罪の抑止にはなっていない」

東京・女性会社員(33)「防犯カメラのあるところでは犯罪は起きにくいと思うが、ない場所での犯罪が増えてしまう。犯罪抑止に有効なのは地域のコミュニティー」

東京・男性フリーター(34)「生活を見張られている気がするので、自分のマンションやアパートには置いてほしくない」

東京・主婦(57)「このご時世では導入も仕方ないが、防犯カメラをつければ安全と思ってしまったら逆効果」

千葉・男性公務員(58)「どこに行っても監視されているような窮屈な生活環境になった。個人情報の保護を訴える一方で相互監視体制を普及させているのはこっけいな状況といえる」


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