私もいいたい
集計結果は毎週金曜日の朝刊に掲載
VOL.174
死後受精


Q 親子関係を認めない最高裁判決に同意しますか?
YES 61%
N O 39%
Q 一定の条件下で死後懐胎は認めるべきですか?
YES 53%
N O 47%
Q 生殖補助医療をめぐる法整備は急ぐべきですか?
YES 86%
N O 14%
「死後受精」について、19日までに250人(男性191人、女性59人)から回答がありました。主な意見は次の通りです。
禁止
京都・男子大学生(18)「精子の長期保存自体を禁止すべきだ。優秀な精子だけを保存されて妊娠されたら、多くの男が不要になる」

大阪・男性会社員(25)「精子の売買などの問題も考えられる。法律で禁止を」

栃木・女性会社員(31)「自然ではありえない状態での懐胎を認めるのは、法律以前の問題でやってはいけない」

埼玉・男性会社員(34)「死者から子供が生まれないのは当たり前。禁止すべきだ」

東京・男性(40)「子供をつくる前提には両性の同意があるはず。その条件が不明の場合は一切認めないのが良い」

東京・女性自営業(43)「生殖技術の進歩はもはや何でもありの状態。せめて、生きている人間の子供を、という倫理観が必要」

兵庫・主婦(58)「子供も、両親が健全で幸せになる権利を有する。死後懐胎の客観的意義が理解できない」

宮崎・男性無職(72)「認めると深刻な道徳、社会、法律問題を起こし収拾がつかない」

山梨・男性自営業(77)「不妊治療としての夫婦間の人工授精をのぞき、自然に逆らう懐胎には反対」

認めるべきだ
福岡・女性会社員(27)「今回は夫の母からの証言もあり、妻の訴えを認めるべきだ」

埼玉・男性公務員(32)「夫の精子から生まれた事実に法が介入すべきではない」

兵庫・男性会社員(37)「遺言など本人の遺志が確認された場合は認めるべきだ」

東京・主婦(39)「愛する夫の子供が欲しいと思うのは当たり前。夫の血脈を残すのはそんなに悪いことなのか」

山形・女性(43)「遺伝子的に親子であるのに認めないなら、庶子も認められないのでは」

京都・男性会社員(42)「少子高齢化が進む中、ひとつの対応策として検討すべきだ」

岩手・男性会社員(49)「父親の同意を前提に、死亡後1年以内の出産は親子関係を認めるなど規制つきで認めては」

法整備
東京・男子大学生(27)「法に従い判断を下すのが裁判所の役割である以上、今回の判決はやむを得ないが、増加が予想されるので早急な法整備を進めるべきだ」

東京・男性会社員(31)「産みたいけれど産みづらい状況の家庭に対するフォローとしての制度は絶対に必要」

大分・女性会社員(39)「本人の意思で精子を凍結保存できるようにしてほしい」

埼玉・男性公務員(41)「法が現実に追いついていないことを、政治家は肝に銘じて」

長野・男性公務員(45)「子供の幸せを第一に考え、医学の進歩に対応していくべきだろう」

三重・男性自営業(51)「神の領域に、医学が立ち入る線引きの議論を尽くしてから、法律の検討に入るべきだ」

大阪・男性無職(62)「倫理観に関する事柄を法によって決めるのはなじまない」



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