私もいいたい
VOL.185
クロマグロ漁獲枠削減


Q 漁獲枠削減はやむを得ないと思いますか?
YES 87%
N O 13%
Q 家庭の食生活に影響がでそうですか?
YES 36%
N O 64%
Q 日本はマグロ資源の管理にリーダーシップを発揮できますか?
YES 37%
N O 63%
大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)年次会合で、地中海を含む東大西洋海域のクロマグロ漁獲枠が、来年から4年間で2割削減されることが決まりました。5日までに159人(男性139人、女性20人)から回答がありました。主な意見は次の通りです。
食卓へは
 大阪・男子大学生(21)「これからは世界で食料争奪競争が起きるのではないか」

 東京・男性会社員(32)「家庭で食べるのは、マグロに限らず状況に合わせて変えているので、大きな問題ではない」

 北海道・男性自営業(33)「そんなに値上がりしないと思う。ブームが去ったら魚の消費量も落ちるのでは」

 大阪・主婦(32)「対策は、家で冷凍、缶詰の買い置き、回数を減らす」

 大分・女性会社員(39)「ほかに近海物の魚介類があるから影響はない」

 大阪・男性会社員(47)「高価格になれば、ほかの魚の需要が伸びるだけのこと」

 広島・男性会社員(50)「世界が海産物の味に目覚めてきた。今後、タラバガニ、アワビ、ウニなどに影響してくることは必至」

 神奈川・男性公務員(52)「高級マグロの刺し身を家庭で食べる機会などなく、現実的に家庭に影響はない」

 兵庫・男性無職(68)「庶民には関係のない話」
仕方ない
 滋賀・男子大学生(18)「完全養殖のための研究費を国が補助すべきだ」

 京都・男性自営業(33)「限られた資源だから大切にしないと。食べられなくなってからでは遅い」

 徳島・男性会社員(36)「その場しのぎの削減ではなく、未来永劫(えいごう)、マグロが食べられる方法を考え、実行していかなければならない」

 大阪・男性会社員(38)「日本は育てる漁業についても技術的リーダーになり得るはず」

 香川・主婦(41)「欧米や中国で消費量が増えているため、漁獲枠削減は仕方ないと思う」

 埼玉・男性会社員(48)「大手の鮮魚輸入商社が、完全養殖と蓄養に本格的に乗り出すことを期待している」

 東京・男性自営業(59)「わが家の食卓には上がらないが、日本人として食生活を見つめ直すいい機会だ」

 茨城・男性会社員(61)「ほかのマグロもある。資源を守るため、漁獲量の制限は必要だ」
食文化訴えよ
 埼玉・男性専門学校生(19)「捕鯨禁止と似たようなもので、非常に残念だ」

 神奈川・男性無職(25)「仕方ないが、日本だけが不利益を被るのではないかと心配」

 埼玉・男性会社員(38)「マグロのおいしさを世界に広げた経緯はあるが、捕鯨に続くようなら資源管理機関からの脱退も視野に入れ日本の食文化を守れ」

 東京・女性会社員(45)「日本以外の国が漁獲枠を守るとは思えないし、日本が資源管理のリーダーシップを発揮することもできないだろう」

 神奈川・男性自営業(49)「日本古来の食生活のことなので、政府は強気で対応してほしい」

 埼玉・男性会社員(52)「一部だけ食べる諸外国とは違い、日本人は余すところなく食べている。一緒にされては困る」

 岡山・男性公務員(55)「日本の立場をどの程度主張したのか知りたい。国民に根拠を示し、具体的な説明がほしい」


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