私もいいたい
VOL.195
交通事故の罰則強化


Q 罰則7年は適切だと思いますか?
YES 62%
N O 38% 
Q 二輪適用は必要ですか?
YES 96%
N O 4% 
Q 交通事故防止に効果があると思いますか?
YES 65%
N O 35%
法務省は法制審議会に刑法の業務上過失致死傷罪の法定刑上限(懲役・禁固5年以下)を交通事故に限り分離し、7年とする「自動車運転過失致死傷罪」の新設や、危険運転致死傷罪を二輪にも適用することを諮問しました。136人(男性123人、女性13人)から回答がありました。主な意見は次の通りです。
7年は軽すぎる
 東京・男子大学生(22)「厳罰は当然だ。むしろ遅すぎた」

 山口・女性会社員(25)「7年でも死亡事故の被害者には軽すぎる」

 千葉・男性会社員(28)「速度超過や信号無視は懲役刑、ひき逃げは終身刑にするなどさらなる厳罰化が必要」

 愛媛・男性会社員(36)「危険運転致死罪を厳罰化したほうが事故防止効果が上がる」

 千葉・男性(37)「二輪の適用は絶対必要。今まで、関係者の問題意識が低すぎた」

 大阪・男性会社員(43)「めちゃくちゃな運転の二輪が多い。少しはマシになるだろう」

 埼玉・男性公務員(47)「被害者感情としてはもっとも。違反の摘発も厳格にすべきだ」

 大阪・男性自営業(51)「無期懲役や死刑があってもいい」

 三重・男性無職(64)「車は走る凶器といわれて久しいのに、今までが軽すぎた」

 京都・男性無職(67)「時代の流れに即し厳罰主義でのぞめば、納得しがたい交通事故による死傷者は減るだろう」

 東京・男性無職(71)「交通モラルの低下は目にあまる。有効な対策は罰則の強化しかない」
同時並行策
 大阪・主婦(32)「厳罰化と、交通法規の喧伝、全国の制限速度減なども必要だ」

 海外在住・男性(34)「欧米で行われているように、道路や公園の清掃など奉仕活動を、違反制度に合わせてやるなどすればいい」

 大阪・男性会社員(36)「自転車にも適用してほしい」

 岡山・女性(36)「事故を起こしたら終生運転免許証を発行しない法を作るべきだ」

 東京・男性会社員(48)「車道と歩道の分離や信号設置など環境整備にも力を入れて」

 埼玉・男性自営業(52)「メーカーも安全対策、安全教育に力を入れて」

 神奈川・男性(62)「まず、ルールや道徳を守る心構えを持った人を育てる事が必要」

 兵庫・男性自営業(70)「重罰から逃れるために重罪を誘発する可能性も考慮して、きめ細かな配慮を」

 
効果はない
 兵庫・男子高校生(17)「なんでも厳罰化すれば解決するという問題ではない」

 東京・男子大学生(19)「評価すべきだが、判決の甘さが改善されない限り事故防止にならない」

 大阪・男性会社員(23)「わざわざ刑を新設しなくても、罰則の上限を引き上げて、あとは裁判官の裁量に委ねればいい」

 東京・男性会社員(36)「意図的に事故を起こす人は稀だろうから、厳罰化が事故の抑制につながるかは疑問」

 大阪・主婦(42)「無謀な自転車や歩行者、車の脇をすり抜けるバイクなどルールを守らない人が改めない限り、事故はなくならない」

 埼玉・男性自営業(55)「罰則を強化しても、現在の交通システムを変えない限り事故は減らない」

 和歌山・男性無職(64)「交通事故だけの罰則強化は他の犯罪とのバランスを欠く」

 交通事故の罰則強化 法務省は法制審議会に、刑法の業務上過失致死傷罪の法定刑上限(懲役・禁固5年以下)を、交通事故に限って7年とする「自動車運転過失致死傷罪」の新設や、危険運転致死傷罪の適用対象を二輪に拡大することを諮問した。悪質な運転による交通事故が多発しており、事故防止効果を期待している。

                   


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