VOL.206
高校野球特待生
Q 高校野球選手への特待制度はあってもよいと思いますか?
YES 70%
N O 30%
N O 30%
Q “野球留学”を規制すべきですか?
YES 42%
N O 58%
N O 58%
Q 高野連の全国調査は、実態を反映すると思いますか?
YES 22%
N O 78%
N O 78%
野球部員を対象としたスポーツ特待生制度が「日本学生野球憲章」の違反にあたるとして、日本高等学校野球連盟(高野連)は特待制度の廃止を打ち出しました。
◆特待生
京都・男子大学生(20)「こっそり特待制度を導入した学校は有力生徒を集め、強豪校としての宣伝効果を享受した。逆にルールを守った学校は不利益を被ったことになる。正直者がばかをみてはいけない」東京・女性会社員(38)「私立高校ではスポーツ、学業の特待生は常識。野球のみ規制しては公平でない」
埼玉・男性公務員(39)「入試免除はともかく、経済的に苦しいわけでない場合に、入学金、授業料まで免除、軽減するのはおかしい」
広島・男性会社員(45)「野球だけは特別と、高野連が特待制度を禁止するのは不条理だ」
神奈川・男性自営業(51)「わかりきっていることを、なぜ蒸し返して問題にしているのか。順序として、かかわった監督、学校関係者、金銭をからませている張本人を糾弾すべきだ」
静岡・男性無職(58)「野球はプロとの関係が他の競技と大きく異なる。特待生を認めると、中学の部活にも影響を与える」
◆“留学”
東京・男子大学生(28)「義務教育ではないのだから、どこの地域、どの高校、どんな条件で行こうと自由だ」愛媛・男性会社員(37)「野球を極めようと親元を離れ、厳しい環境で自己を磨くことが悪いこととは思えない。規制すべきではない」
神奈川・主婦(39)「地元出身以外の選手ばかりで甲子園出場しても興ざめ。規制すべきだ」
東京・女性会社員(40)「甲子園出場の夢実現のため、強豪校に行きたいと思うのは当然」
東京・男性会社員(48)「野球留学を認めることは、甲子園出場のために手段を選ばないという倫理観欠如につながる。規制すべきだ」
千葉・男性無職(69)「学校には地域を代表する性格がある。だから、地域出身の生徒を中心にすべきだ」
◆「憲章」周知は?
埼玉・男性会社員(34)「高野連の考えを支持する。現状の特待生は学校の広告塔にすぎない」静岡・女性会社員(42)「元々はプロ球団から不正に金が渡っていた問題であったのに、それを覆い隠すように特待生問題にシフトした。情報操作ではないか」
京都・男性会社員(43)「野球を教育の一環といわず、トップからジュニアまでJリーグのように組織を改革しないと、規制の抜け道を探して同じことが繰り返される」
北海道・主婦(44)「特待生になっている高校生に責任があるだろうか。高野連は自分たちの保身だけ図っている」
大阪・男性無職(53)「高野連が特待制度の実態を知らなかったはずがない。この際、高野連は解散し、新しい野球組織を作ってはどうか」
神奈川・男性自営業(64)「高野連は野球憲章13条をどれほど周知させてきたか疑問だ。それができず、生徒に責任を負わすとは非常識だ」