私もいいたい
VOL.211
教育再生2次報告


Q 徳育の教科化を評価しますか?
YES 62%
N O 38%
Q 授業時間の増加で、子供の間に広がる学力格差の解消につながると考えますか?
YES 39%
N O 61%
Q 休日の減少により、親子間や地域住民との交流は減ると思いますか?
YES 26%
N O 74%
政府の教育再生会議は、道徳を見直し、「徳育」を教科化すること、学力向上のため授業時間の10%増を図り、土曜の授業実施を容認した第2次報告を決定しました。12日までに163人(男性131人、女性32人)から回答がありました。主な意見は次の通りです。
徳育
 兵庫・男性会社員(36)「徳育の教科化は賛成。大人、とくに教師も改めて道徳を学ぶべきだ」

 北海道・男性会社員(38)「徳育は政治的に利用される恐れがある」

 京都・男性会社員(43)「道徳的教育は必要だ。子供のうちに、得手勝手と自由の違い、ものの善悪を教えておくべきだ」

 宮城・主婦(45)「徳育よりまず家庭生活でのしつけがしっかりしなければ、良い結果は出ない」

 岐阜・男性公務員(57)「挨拶(あいさつ)もろくにできない現状を見れば、徳育の必要性は明らかだ」

 兵庫・男性会社員(68)「まずは政治家が姿勢を正すべし。子供たちに日ごろのふるまいや態度で示せば、わざわざ徳育を教科にする必要はない」

 神奈川・男性(81)「徳育教育の導入には賛成。しかし前提として、教師自身の徳性が求められる」
時間より内容
 神奈川・男子大学生(20)「ただ授業時間を増やしても内容が塾には劣り、効果はない」

 埼玉・男性公務員(33)「学力低下は理解できるまで教える努力をしないから。授業時間増よりもむしろ落第制度や補習が必要」

 東京・女性自営業(44)「土曜に授業をすれば、学力格差の一因である土曜の塾通いが減るのでは」

 大阪・男性自営業(51)「学力の向上を一律に目指すことは無理だと気づくべきだ。勉強が好きではなくても、他の活動は1番という子は多い。むしろ個性を伸ばす教育に取り組んでほしい」

 三重・主婦(58)「子供の学力は単に時間数をかければ伸びるのではなく、授業内容が問題。時間増だけで格差解消はできない」

 福島・男性自営業(70)「ゆとり教育の見直しは、遅きに失した感じだ」
休日減の影響は
 福岡・女性(16)「週休2日でも、子供が休日に地域交流をしているとは思えない」

 東京・女性(37)「学生に土曜休日は要らない。家族とのコミュニケーションは毎日の食事時などで十分だ」

 京都・男性会社員(42)「教職員の方々には申し訳ないが、先生と呼ばれ子供を指導する道を選択した以上、休日はないものと考えて子供たちの教育に邁進(まいしん)していただきたい」

 東京・男性会社員(48)「息子の通う私立中学は土曜授業があるが、小学生のころと比べて親子間の交流は減っていない」

 大阪・男性(64)「家にこもってゲームをするより、土曜授業を受けたほうがいい」

 広島・男性(65)「地域住民とのかかわりは休日数に関係ない。むしろ地域活動に消極的な親の姿勢の問題だ」


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