本格的な梅雨の季節を前に、百貨店の店頭には早くもカラフルな雨靴が並び始めた。今年は色やデザインが多彩に進化、一見して長靴とは思えない牛革風のレインブーツや、最新の流行を取り入れたレインパンプスが女性の関心を集めているという。お気に入りの一足で、足元から雨の日のファッションを楽しんでみては。
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| 秋冬物のブーツ感覚で通勤時も活躍しそうなレインブーツ=東京都渋谷区の高島屋新宿店 |
「今年は雨の日以外にも活躍しそうなおしゃれなデザインの雨靴が増えています」
こう話すのは高島屋新宿店(東京都渋谷区)靴売り場の小杉実玲・販売担当係長。同店の店頭には、梅雨を先取りする格好で、華やかなレインブーツやレインパンプスなど20種類以上の雨靴がズラリと並ぶ。
中でも一番の売れ筋は、ゴム長靴なのに一見すると牛革のような外見のレインブーツ(1万5540円)。内側にはクッション性のある生地を使い、抗菌・消臭機能も備えている。「昨年はひょう柄やプリント柄など派手な色柄が人気を集めたが、今年は途中で晴れても職場で履いても違和感のないシックなタイプが好調」と小杉さん。4月だけでも30足以上が売れたという。
雨の日のファッションアイテムとしてすっかり市民権を得たレインブーツ。とはいえ「通勤に長靴姿では抵抗がある」「もっと気軽に履けるおしゃれな雨靴が欲しい」といったニーズを受けて、今年はさらに多彩な商品が登場した。
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| 花柄やプリント柄のレインブーツが目をひく雨靴コーナー=東京都千代田区の西武百貨店有楽町店 |
ウエッジソール(厚底)とつま先があいたオープントゥを組み合わせたレインパンプス(1万8900円)は、靴底まで全体がラバー素材のため防水性も抜群。最新の流行を取り入れながら、厚底ならではの安定感もあって雨の日でも安心して履けるのが特徴だ。
毎日の通勤には撥水加工のレインパンプスもお勧め。牛革に撥水加工を施したカジュアルパンプス(2万9400円)や、リボンをあしらった上品なバレエシューズタイプ(9450円〜)は晴れた日にも重宝しそうだ。
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| ウエッジソールのレインパンプスも人気=東京都渋谷区の高島屋新宿店 |
実用性とファッション性を兼ね備えた雨靴は、トレンドに敏感な若い女性から、子供の送り迎えやガーデニング用に購入する主婦など、幅広い年代の支持を集めているという。
5月初旬にレインシューズコーナーを開設したのは西武百貨店有楽町店(東京都千代田区)。ピンクの花柄など目にも鮮やかなレインブーツをそろえ、雨の日になると1日10足以上が売れる人気ぶり。昨年、同店でひざ丈のレインブーツを購入した30代の女性会社員は「一度履いたら足元が快適でやめられない。雨の日が楽しみで、水たまりの中をバシャバシャ歩いています」と声をはずませる。
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| 素足で楽しむラバー素材のパンプスも=東京都千代田区の西武百貨店有楽町店 |
雨の日の定番として定着しつつあるレインブーツのほか、ラバー素材の透明なパンプスなど素足のファッションを楽しむ商品も豊富にそろえた。同店婦人靴係販売リーダーの松居里香さんは「スーツにも似合う無地のジョッキー(乗馬)タイプなど、その日のファッションにあわせて選べるほど選択肢が広がってきた」と指摘する。
デザインも色柄も進化した雨靴。うっとうしい梅雨空が待ち遠しくなるような一足を探してみたい。