独房で自殺を図ったのは
無政府主義者のイタリア人、ルイジ・ルキーニ(霧矢大夢)。
だが、ルキーニの魂に安らぎは無縁だった。
煉獄に落ちた彼の魂は100年たってなお、
裁判にかけられ、尋問は続けられていた。
19世紀末、なぜお前は
欧州随一の美貌をうたわれた
オートスリア=ハンガリー帝国皇妃エリザベートを
暗殺したのか。
ルキーニは高笑いを続けながら答える。
エリザベートは死と恋仲だったのさ。
エリザベート自身が死を望んだのさ。
ルキーニは、証人として次々と
当時の人々の魂をよみがえらせる。
そして、最後に…
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