雪組トップスター　朝海ひかる

SUMiRE MEMO

ｂｙ　田窪桜子
1月17日（月）東京朝刊から

●連載　産経新聞における主な塚関連連載記事は次のとおりです。

・東京本社が発行する毎月第１、３月曜日朝刊の「ザ・タカラジェンヌ」

・大阪本社が発行する毎週土曜日夕刊の「すみれの園を創る人たち」

●番組表　東京版朝刊ＴＶメディア面のＢＳ・ＣＳ欄にはＣＳチャンネル「ＴＡＫＡＲＡＺＵＫＡ　ＳＫＹ　ＳＴＡＧＥ」の番組表と解説を毎日掲載しています。

●ＯＧ関連記事　演劇一般など、それぞれ活動のジャンルごとに掲載しています。

●ENAK編集部
●編集局文化部

雪組トップスター　朝海ひかる

純粋な日本物を見せたい

──東京公演中ですね
■朝海ひかる　雪組のショー「タカラヅカ・ドリーム・キングダム」では、とても楽しく踊らせていただいています。銀橋をひとりで踊りながら渡る「ＲＯＳＥ」の場面は、毎回、新たな発見があるんですよ。

──どのような点に意識を払っていますか？
■朝海　宝塚っぽくない振りもあり、毎日少しずつでも上を目指して踊っています。ただ人間ではないキャラクターなので、感情を込めず、深紅のバラのイメージと音楽の雰囲気を大事に表現するようにしています。

──なるほど
■朝海　今回のショーはダンスのあとすぐ歌につながったりと、実はとてもハードなのですが、息がぜいぜいしていたら、人間臭くなってしまう。いつも涼しい顔でいるために、肺活量が鍛えられました。

──３月には雪組特別公演「睡(ねむ)れる月」(東京公演は４月４－１１日、外苑前の日本青年館大ホール)に主演しますね
■朝海　室町軍記をベースにした日本物のミュージカルです。貴族ですが、自分の信念を貫き通すために戦う役になりそうです。作・演出の大野拓史先生から「かなり暴れてもらいますよ」といわれ、大好きな立ち回りができると、今からワクワクしています。

──意気込みを聞かせてください
■朝海　世の中が揺れ動く時代は、男の人が格好良く見えると思う。命をかけて理想に向かう男の魅力を伝えたいですね。そして“日本物の雪組”のカラーもしっかり守り、ブーツを履くようなタイプの日本物ではなく、純粋な日本物をお見せしたいと思っています。