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SUMiRE MEMO
by 平松澄子
1月22日(土)
詳細は公式サイトで
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連載 産経新聞における主な塚関連連載記事は次のとおりです。

・東京本社が発行する毎月第1、3月曜日朝刊の「ザ・タカラジェンヌ」

・大阪本社が発行する毎週土曜日夕刊の「すみれの園を創る人たち」


番組表 東京版朝刊TVメディア面のBS・CS欄にはCSチャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」の番組表と解説を毎日掲載しています。

OG関連記事 演劇一般など、それぞれ活動のジャンルごとに掲載しています。
ENAK編集部
編集局文化部
演出家、小池修一郎:すみれの園を創る人たち
虚構の魅力をさらに追求
「エリザベート」「モーツァルト!」の大ヒットで、ウィーンからもオファーがあるミュージカルの人気演出家。

本拠地の宝塚大劇場では2月4日に、5組目となる月組公演「エリザベート−愛と死の輪舞(ロンド)−」が開幕する(3月21日まで)。死神トートを演じるトップスター、彩輝直の退団公演で、次期トップに内定した瀬奈じゅんが女役のエリザベートに挑む話題の舞台(関連記事:製作発表)。

「彩輝の摩訶(まか)不思議な妖(あや)しい魅力と、瀬奈の演技者としてのリアリティーのぶつかり合いが見どころ。かなりおもしろくなりますよ」と自信のある笑顔を見せた。



昭和30年東京生まれ。慶応大学文学部卒。大学時代にアングラ演劇やミュージカルに傾倒し、掲示板で見た宝塚歌劇団演出部員募集に応募して、52年に入団した。

デビュー作は61年の宝塚バウホール「ヴァレンチノ」。振付は今をときめく宮本亜門で、若き才能が出合った秀作だった。「入団できたのは奇跡。デビューまで9年間経験を積んだことが、良くも悪くも私のベースになっている」

大劇場デビューは平成元年「天使の微笑・悪魔の涙」。3年「華麗なるギャツビー」で菊田一夫演劇賞を受賞し、4年「PUCK」、7年「JFK」などを経て、8年にウィーン・ミュージカルを潤色した「エリザベート」を雪組で初演して大ブレーク。宙組による10年の再々演では読売演劇賞優秀演出家賞を受賞した。近作は「カステル・ミラージュ」「薔薇(ばら)の封印」。

「人間でないキャラクターになぞらえて、人間の気持ちを表現する方が、男役ではやりやすい。理想に向かって突っ走り、現実の前に果たし得ない哀しさが、私の一貫したテーマ」という。

「モーツァルト!」など外部での仕事も増えているが、宝塚の魅力は「世襲制でなく、未熟でも若い女性が男性を演じることで、彼女たちにしかできない感性で、時代のニーズに合わせて表現できること」。そして、「宝塚は私の故郷。これからも虚構の魅力をもっと追求したい」と語った。

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