SUMiRE MEMO TVnavi 8月号より転載 じゅり・さきほ 10月28日生まれ。大阪府出身。2年『ベルサイユのばら』で初舞台後月組に配属。切れのあるダンスで注目され、6年のロンドン公演に参加。『WEST SIDE STORY』（10年）のアニタ役ではダイナミックな演技が絶賛された。同年宙組に組替え。『FREEDOM』（12年）でバウ初主演。同年専科に移籍。『SHOCK』（13年）、『Cinderella』（14年）の外部出演でも好評を得る。 舞台情報 花組日生劇場公演に出演！ ミュージカル「Ernest in Love（アーネスト・イン・ラブ）」 ９月１日〜９月23日 出演／樹里咲穂、蘭寿とむ、遠野あすか、桜一花ほか ※７月24日（日）前売り開始！ 1960年にオフ・ブロードウェイで上演されたミュージカル。樹里咲穂のサヨナラ公演となる作品で、19世紀のロンドンを舞台にコミカルな恋愛騒動を描く。ロンドンに滞在中の田舎貴族アーネスト（樹里）は、貴族令嬢グウェンドレン（遠野）に夢中。恋心を打ち明けようとするものの、アーネストにはある出生の秘密が･･･。 ●連載　産経新聞における主な塚関連連載記事は次のとおりです。 ・大阪本社が発行する毎週金曜日夕刊の「タカラジェンヌ　夢の軌跡」 ・大阪本社が発行する毎月第2火曜日の「宝塚ファンタジア　夢の小部屋」 ●番組表　東京版朝刊ＴＶメディア面のＢＳ・ＣＳ欄にはＣＳチャンネル「ＴＡＫＡＲＡＺＵＫＡ　ＳＫＹ　ＳＴＡＧＥ」の番組表と解説を毎日掲載しています。 ●僚誌　月刊「TVnavi」に「Stars of TAKARAZUKA」を連載中。 ●ENAK編集部 ●編集局文化部
専科・樹里咲穂：Stars of 宝塚 最後の公演に向けて･･･自分らしく スラリとした肢体から繰り出されるダイナミックなダンス、底抜けに明るい芸風。「のびのびと」「自由闊達」という形容詞がまさに似合う男役スター・樹里咲穂が９月の日生劇場公演『ErnestinLove（アーネスト・イン・ラブ）』の主演を最後に宝塚を去る。数々の鮮烈な舞台を演じてきた樹里咲穂は、インタビューの場でもとびきりの明るさを披露してくれた。 ◆◆◆ 「先日自分のオーラが撮れるという機械に撮影してもらったら、私のオーラはオレンジ色なんだそうです。オレンジのオーラは自由を求めていて束縛を嫌う人ということで、私にぴったりだわと思いました！　私はずっとマルチな人間になることを目標にしていて、意外に完璧主義なのかも？　と最近気づきました（笑）。自分に厳しすぎて自信がないというか･･･。だからということもないのでしょうが、私はお芝居ではダメ男が似合っていたと思うんです！　『Crossroad』のデュシャンとか、『ブエノスアイレスの風』のリカルドといった、周囲とは違う方向に突っ走ってしまう破滅型の人間ですね。ショーではカッコよさを追究していましたが、お芝居では破滅型もしくは自爆型！？　の男役が似合っていたと思います」 ◆◆◆ 最後の公演となる『ErnestinLove』は、明るく陽気なミュージカル。１９６０年にオフ・ブロードウェイで上演された作品で、古きよき香りが漂う宝塚らしい作品なのだとか。 ◆◆◆ 「メンバーがパワフルです！　『Ernest〜』は月組さんからの続演になりますが、まずポスターが月組と花組でぜんぜん違うので、ぜひ見比べていただきたいですね。貴族風な月組、庶民風な花組と周りからは言われています！　作品のあらすじを読むと、ちょっとややこしくて難しいかな？　と感じられるかもしれませんがまったくそんなことはなくて、お客様もすんなりと楽しんでいただける作品です。あの人とこの人にこんなつながりが！　なんて驚きがあるかもしれません。古い作品なので歌がオペレッタ風で難しいんです。聴かせる楽曲になっていて、そこに感情を乗せていくのは大変ですが、とても面白い作品なので私自身も楽しんで演じたいですね。ぜひご覧になってください」 樹里咲穂のTV check 「いきなり黄金伝説。」が好きです。ボビーオロゴンさん、最高ですね。ハードディスクに撮って見ているんですがすごく面白くないですか？　普段見るのはバラエティー番組が多くて、ドラマはあまり見ていないんですよね。あとは深夜モノでダウンタウンさんの番組…「松紳」とか、「考えるヒト」も面白いですね。公演があるときは夜更かしできないので、全部ハードディスクに撮っておいて朝に見ます。朝から元気になりますねー。「エンタの神様」もよく見ていて、芸人さんではアンガールズさんが好きです。ちょっと自分に通じるものがあるような…あのヘナチョコさ加減が…ツッコんでいるのにボケているみたいなところが面白いですよね。女優さんでは仲間由紀恵さんが好きで、「トリック」のＤＶＤ-ＢＯＸも持っています。 ※Tvnaviでは、上記写真に樹里咲穂のサインを入れてプレゼントを実施中。 (C)2005.The Sankei Shimbun All rights reserved.