ENAK TOPへ
SUMiRE STYLE
全組index花組記事index月組記事一覧へ雪組記事一覧星組記事一覧宙組記事一覧専科記事一覧へ
SUMiRE MEMO
7月4日 by ENAK編集部
故円の詳細は公式サイトでご確認ください


連載 産経新聞における主な塚関連連載記事は次のとおりです。

・大阪本社が発行する毎週金曜日夕刊の「タカラジェンヌ 夢の軌跡」

・大阪本社が発行する毎月第2火曜日の「宝塚ファンタジア 夢の小部屋」

番組表 東京版朝刊TVメディア面のBS・CS欄にはCSチャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」の番組表と解説を毎日掲載しています。

僚誌 月刊「TVnavi」に「Stars of TAKARAZUKA」を連載中。
ENAK編集部
編集局文化部
TVnaviサイトはこちら
専科 樹里咲穂
ヒマワリのような笑顔で劇場にサヨナラ
ヒマワリのような笑顔で劇場を後にした樹里咲穂 宝塚歌劇団花組東京公演は3日、東京・日比谷の東京宝塚劇場で千秋楽を迎え、9月の東京・日生劇場公演で退団する専科の樹里咲穂が本公演最後の舞台を踏んだ。

この日は「ミュージカル『マラケシュ・紅の墓標』」「グランド・レビュー『エンター・ザ・レビュー』」終演後、樹里のサヨナラショーが行われた。約20分、過去の出演作やコンサートで歌ったミュージカル曲ばかりで構成。

銀橋の上で花組トップスター、春野寿美礼を相手に「You Are My Own」(宙組公演「ファントム」より)を感動的に歌い上げ、春野としっかり抱き合うとひときわ大きな拍手が鳴り響いた。最後はコンサート「JUBILEE−S」で取り上げたスタンダード曲「ニューヨーク、ニューヨーク」。明朗なスイング曲に合わせて客席でペンライトが揺れた。CSチャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」で番組ホストを務め、明るく朗らかな魅力を振りまく樹里らしいショーだった。

雨の中ファンに手を振る樹里咲穂 退団者が舞台で挨拶する前に、組長が略歴を読み上げるのが恒例。この日も花組組長、夏美ようが樹里の略歴を朗読したが、「下級生時代に色気不足を指摘されました。未だに色気とは何か分かりません。だれか教えて〜」など、随所にユーモラスな記述があり、客席からは笑い声が起きた。こんなことも珍しいのでは。また、この中で退団を決意したのは宙組「ファントム」に出演したときだったと明かした。

しかし、緑のはかま姿で舞台に登場した樹里は、挨拶の中で「明るいとはいえない子供だった」と話した。ファン誌「宝塚グラフ」の取材で中学生から高校生までを過ごした母校を訪ねた際、恩師から「随分明るくなったな」と驚かれたエピソードを披露。自分でも「地味な子供でした」。そのうえで明るく積極的になれたのも宝塚に入団したから。「宝塚は私にとって一生の宝物です」と、支えてくれたすべての人たちへの感謝の言葉で結んだ。

花組の同期生、高翔みず希から渡された花束はヒマワリ。劇場前でファンに別れを告げるパレードはあいにく土砂降りの雨に見舞われたが、“太陽の花”は樹里に似合った。

迎えの車のフロントにもヒマワリ


9月の日生劇場公演「ミュージカル『アーネスト・イン・ラブ』」(1〜23日)千秋楽で退団する。「9月まで、一歩一歩自分らしく進んでいきたい」。ヒマワリはまだ咲き続ける。





このページの上に
(C)2005.The Sankei Shimbun All rights reserved.
spacer.gif