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The name of タカラジェンヌ
月組 大空祐飛;父が望んだ「雄飛」

ゆうひくん
月組 大空祐飛
平成4年入団 東京・世田谷区出身
空を飛ぶイメージの雄大な芸名だ。

「父がどうしても『雄飛』ってつけたがって。『雄』だとあまりに男っぽいので、少し柔らかく『祐』にしました。名字はいろいろ考えても、『大空』しか合わなかったんです。名前負けしないように、と思っています」

スキッとしたさわやか系の男役スター。前作の「長い春の果てに」では初めて女役に挑み、スタイル抜群の美人弁護士に“変身”してアッと驚かせた。

「新鮮で楽しかったけれど、半年近く女役をやっていると、男役の芝居がしたくなりました」

宝塚大劇場で4月4日初日の月組公演は、「花の宝塚風土記」で歌舞伎の若衆役など、「シニョール・ドン・ファン」ではハリウッド女優(美原志帆)を影から見守るマネジャー、スティーブを演じる(5月19日まで)。

「日本物ショーは久しぶりで、若衆姿で歌うのが夢だったんです。初々しい色気を求められています。お芝居は懐の深い、男っぷりのいい大人の役。自分の中では『ボディーガード』のケビン・コスナーのイメージなんですよ」

入団10年を過ぎて、組のポジションも上がり、責任も重くなってきた。

「宝塚ほど自分を知る場所はないように思います。今ならコンプレックスも自分のカラーだといえるものが出てきたかな。舞台人として自分だけの存在感を、肩の力をぬいた状態で出したいですね」


sumire memo
3月31日(月)大阪夕刊
interview by 平松澄子
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OG情報 演劇一般のほうに掲載
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