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雪組 白羽ゆり
平成10年入団 福島市出身 |
「白くって、羽根のようにふわふわして、やわらかいというのが、私の中での宝塚の娘役のイメージ。芸名はそうなりたいって願望ですね」
3人姉妹の末っ子。姉2人の影響で宝塚ファンになり、白城あやか(元星組娘役トップ)にあこがれて、タカラジェンヌになった。
「下の名前は三姉妹の頭文字から『ゆりな』を考えたんですが、画数がよくないそうで『ゆり』にしました」
月組から雪組へ替わって頭角を現してきた、たおやかな娘役のホープ。先の公演のショー「Joyful!!」では、ガータ役で15人ほどの男役を率いて踊った。
「やりがいのある役でうれしかったけれど、やっぱりリードされる方がいいですね」
現在、宝塚大劇場公演「Romance de Paris」で、主人公ヴァンサン(朝海ひかる)の腹違いの姉パトリシア役で出演中(9月29日まで)。9月9日の新人公演では小国の王女ナディア役(本役は舞風りら)で、2度目のヒロインに挑む。
「パトリシアは初めての年上の大人の役で緊張します。ナディアはアラブの国の王女なので少し黒塗りしますが、前回の新公もジプシー役で黒塗りでした。しかも両方とも正塚(晴彦)作品。ご縁があるんですねぇ」
こんごの目標は「いろんな役をやって、そのキャラクターに徹した役作りをする」ことだそうだ。
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