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星組 叶千佳(かのう・ちか)
平成8年入団
岡山・倉敷市出身
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「おじいちゃまが“千”の“佳(よ)”いことが“叶”うようにって、芸名をつけてくれたんです」
母親の妹が元タカラジェンヌの旺なつき。
「子供のころから宝塚は生活の一部になっていたので、ごく自然な感じで受験しました」
愛らしい娘役。早くも入団2年目でバウホール公演「ワン・モア・タイム」のヒロインに抜擢され、新人公演のヒロインも「WEST SIDE STORY」のマリアなど3度もつとめた。
2年前に月組から星組に組替え。前作「王家に捧ぐ歌」(関連記事:東京公演始まる)では王女付きの女官アウウィルを明るく、コミカルに演じた。「歌に追われて、頭の被り物が重かったけれど、振り付けがおもしろくて、すごく楽しかったです」
バウホールで7日初日の「巌流」(齋藤吉正作・演出、16日まで)では、主人公の佐々木小次郎(安蘭けい)(関連記事:静の小次郎を…)と恋仲の椿役。バウのヒロインは4度目になる。
「私の役は齋藤先生のオリジナル。お互いの父親が剣豪の兄弟弟子で敵同士という、シリアスな悲劇です。とうこさん(安蘭)の久しぶりの男役が、とってもステキなんですよ」
これからの舞台にかける夢は?
「新公を卒業して責任が大きなポジションになってくる。可憐さ、新鮮さを失わず、存在感の出せる娘役でありたい。みんなに夢を与える、元気の源になりたいと思っています」
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