音楽学校卒業式
89期生 49人が羽ばたく
兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校(小林公平校長)で1日、第89期生の卒業式があり、49人が2年間、歌やダンスの厳しいレッスンに励んだ学びやを巣立った。
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在校生からブーケの贈呈。在校生のほうが泣き出してしまった=3月1日午前10時55分、宝塚市の宝塚音楽学校講堂 |
式では、黒紋付きに緑のはかま姿の卒業生を小林校長が「芸の道は厳しいが、夢を持つことで乗り越え、輝く女性になってほしい」と激励。
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ブーケを手に退場する卒業生ら=3月1日午前11時00分、宝塚市の宝塚音楽学校講堂 |
卒業生を代表し、東京都世田谷区出身の高エリ花さん(18)=芸名・凪七瑠海=が「宝塚乙女の『清く正しく美しく』の教えを忘れず、いっそう精進してまいります」と答辞を述べると、卒業生や家族の中にはハンカチで目頭を押さえる姿も。
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ブーケを手に退場する卒業生ら=3月1日午前11時00分 |
卒業生は同日午後、宝塚歌劇団に正式に入団し、4月4日に開幕する月組公演「花の宝塚風土記」「シニュールドン・ファン」で恒例のラインダンスを披露しデビューを飾る。