雪組 舞風りら
責任の重さ感じる娘役トップ
−−28日から東京宝塚劇場で「春麗の淡き光に」が始まりますね
日本物は苦手意識はあるのですが、観るのも演じるのも好きですね。
−−「春麗の淡き光に」では若狭を演じています
きっちり育ったお姫さまですが、楚々(そそ)としておとなしいだけではなく、しっかりと意志を持った女性です。若狭のことを説明するセリフは少ないのですが、その分、自由に役をつくることができると思い、取り組みました。
−−その若狭が思いを寄せるのが、朝海ひかる演じる保輔
思いを寄せる保輔さんは貴族の悪政を正そうと姿を隠します。そのために別れを切り出されても、「力になりたい、理解したい」と思っている。そういう思いを貫く強さもあります。舞台の上で保輔さんとほとんど顔を合わせないので、保輔さんと出会う最初で最後のシーンは大切にしています。
−−朝海は、保輔の弟、保昌との2役を演じますね
弟の保昌さんは保輔さんを装って出てきます。だけど、保輔さんを好きだから見抜いてしまう。その時、「なぜ違うの、保輔さんはどうしたの、本当は保輔さんであってほしい」などいろんな思いが駆け巡ります。日々、演じていて違う感情が生まれますね。その感情をどうお客さまに伝えるかがとても難しいです。
−−ショー「Joyful!」は
日本物からがらりと変わるのでとても楽しいですよ! 歌も踊りも芝居も全部好きだけど、今回のショーの21場、ゴスペルの場面とか、皆で歌って踊ってひとつになれるのは、すごくいいなあと思います。
−−トップ娘役のお披露目になりますが
トップ娘役になって場面における責任の重さも感じるようになりました。その分、1つ1つを大事に、でも肩の力を抜いて舞台に出ていくようにしています。
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