宝塚歌劇の本拠地・宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)に10日、資生堂(東京・銀座)から新しい緞帳(どんちょう)が寄贈され、贈呈式に参加した雪組トップスターの朝海ひかる、娘役トップの舞風りらも緞帳のリニューアルを祝った。
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寄贈された緞帳(どんちょう)を背に写真に納まる(左から)舞風りら、朝海ひかる、飛鳥裕=10日午前、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場 |
新たな緞帳の題名は「舞」。高さ9メートル、幅24メートルで重さ約950キロ。資生堂社員がデザインを担当し、金色や銀色の糸を使って扇が輝いているように見える織物に仕上げ、品のある華やかさを表現したという。
大劇場にある3種類の緞帳のうち10年に資生堂から贈られたものに代わり、この日の公演で“デビュー”する。
朝海は「来年の宝塚歌劇90周年にふさわしい素晴らしい緞帳ですね。これに恥じないよう精いっぱい舞台を務めたいと思います」と話していた。
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