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宙組 遼河はるひ
(りょうが・はるひ)
平成8年入団 名古屋市出身 |
悠々と流れるはるかに長い河に春の陽射しがきらめく。中国の大河をイメージするような雄大な芸名は、173センチの長身で華のある容姿にぴったりだ。
「『遼河』はインスピレーション。下は『春陽』だと重くなるのでひらかなにしました。想像力が膨らむような大きな舞台人になりたいって思っていますが、芸名の字も意味も、じつはあとから考えたようなものです」
愛称の「あひ」は本名と芸名の合体とか。
スキッとしたさわやかな魅力の男役ホープ。「鳳凰伝」の新人公演で初主演し、「春ふたたび」でバウホール公演初主演と順調にステップアップしている。
4歳から始めた日舞は名取(西川栄綾)でもあるが、宝塚の舞台で踊るのは、17日の「宝塚舞踊会」が初めてだったとか。「子供のころは男舞がいやで絶対に踊らなかったので、男役の踊りにヘンなしながつかないか心配でした。こんどは日本物のお芝居をやってみたいですね」
現在は宝塚大劇場で「白昼の稲妻」「テンプテーション!−誘惑−」に出演中(11月17日まで)。
「お芝居はテアトル・パリの役者ジャン。出番が少ない分、インパクトのある芝居を心がけています。ショーはこれまでの最多出場なので、場面ごとに違った色を出したい。新公も卒業したのでこれからは、私しか出せない男役の色気が課題ですね」
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