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第24回火災予防安全もちつきまつり 東京宝塚劇場で
湖月わたるらが1日消防署長
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訓練の後、もちつきに挑戦した星組トップスター、湖月わたる(中央)、娘役トップの檀れい(左)、男役の安蘭けい=東京宝塚劇場 |
東京・日比谷の東京宝塚劇場で27日午前、恒例になった「火災予防安全もちつきまつり」(主催・丸の内消防署、丸の内消防団)が行われた。
東京公演中の星組のトップスター、湖月わたるが1日消防署長をつとめ、「火事は起こさないことが大切。もし発生したら119番通報し、的確な避難と消火活動で被害を小さくしなくてはなりません」と、集まったファンらに火災予防、および初期消火活動の大切さなどを訴えた。
湖月のほかに娘役トップの檀れい、男役の安蘭けいも参加し、劇場内で火災が発生し、けが人が出たという想定で、初期消火、119番通報、消火栓の扱い方、さらにけが人に包帯を巻いたり、人工呼吸を施す訓練を体験した。
訓練を終えて山元署長は「湖月さんの署長姿には堂々たる風格を感じました。防災の意識を日ごろからもつことが大切です。また、いまの日本では平均1日100人が突然死をしており、救護の訓練も非常に重要。ぜひ身につけて愛する人を守ってください」と訴えた。
訓練を終えて湖月は「山元署長の言葉はズシリと重みをもっている。私も愛する人を守ろうと思います。もしも、劇場で火災が起きたら、慌てないことが大切だと考えます。恐慌に陥るのがいちばんいけない」と述べた。

119番通報、人工呼吸などの訓練では、訓練用の人形を相手に、公演中の「王家に捧ぐ歌」における役柄、アムネリスばりに悲痛な絶叫による熱演で会場をなごませた檀は「笑いながら訓練などの大切さを覚えていただければと思いました。私自身も、すぐに動けるようにしたいです。自宅に特別な防災用品はありませんが、自分が火災の原因にならないよう、日ごろから注意しています」。
安蘭も「人工呼吸などふだん体験することもなく、貴重な体験になりました。火災に遭遇するなんて想像もしたくありません。日ごろから注意をしようと思いました」と述べ、平素からの防火意識の大切さを訴えた。
訓練の後は、山元和美・丸の内消防署長らとともに、安全を祈ってもちつきをした。このもちつきまつりは、昭和54年に丸の内地域の安全が“長もち”することを祈願して始まった。ことしで24回目。宝塚のトップスターが1日署長をつとめたのは、3回目から東京宝塚劇場を会場とし、当時の星組トップスター、峰さを理がつとめたのが最初。4回目は長谷川一夫だったが、5回目以後はトップスターが、消防署の制服で身を包み、りゅうとした署長にふんし、火災予防を訴え続けている。
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訓練の後、山元和美・丸の内消防署長(右)とともに、「我がまちを みんなで守ろう 火の用心」と東京消防庁の防火標語を唱和し、敬礼した檀れい、湖月わたる、安蘭けい(左から)=東京宝塚劇場 |
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SUMiRE DATA |
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10月27日(月) |
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