宝塚歌劇団雪組公演『愛 燃える/Rose Garden』(2日から東京・日比谷の東京宝塚劇場)に出演する。昨年、花組から雪組へ組替えになり、注目度が一気にアップした。
「昨年は激動の1年でした。予想もしないことが次々と起きましたから」
その激動のひとつが、『愛 燃える』の新人公演での初主役。東京の新人公演(22日)でも、主役を務める。
「舞台人は、チャンスを与えられ、場数を踏んで大きくなっていくと思います。だから、責任もってちゃんとやらなきゃいけないとすごく思いました」
が、プレッシャーに負けないしなやかさが強みだ。
「組替えで、今まで甘えていた、舞台人として幼かった部分が見えてきました。それを受けとめて、地に足をつけてやっていかなきゃいけない。与えられたものを楽しんでやっているだけじゃだめなんですよね」と、しっかりしている。
笑顔の無邪気さと、スマートな男役ぶり。きまじめさと天真爛漫(らんまん)さ。相反する2つが微妙なバランスで見え隠れし、それが個性となってきた。
「今後は、男役としての包容力を身につけたいですね。舞台にはその人の人間性が出るから、自分が大きくならなきゃ。そのためには、とにかくレッスン。そして、ハートを磨くこと。感動してもらうには、自分が感動してなきゃだめでしょ。いろんなものを見て、いろんなジャンルの人と話すことが今年の課題です」
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