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月組 映美くらら インタビュー

 02/05/02 産経新聞東京夕刊
 inteviewed by Takubo,OKO/田窪桜子

映美くらら
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−−月組「ガイズ&ドールズ」では、お堅い救世軍の軍曹・サラを演じていますが

ブロードウェーミュージカルは初めてで、宝塚の娘役とはまた違った女性像を演じられて、充実感がありますね。

−−どのように違うのですか

スカイ役の紫吹淳さんに「サラはひっぱっていく役だから大変だね」と言われたのですが、サラがスカイをふり回さないと物語が進行しないので、普段の娘役像とはずいぶん違うんです。外国人は、感情を素直に出すでしょう。日本人は役作りでどうしても考え込んでしまいますが、まじめになりすぎないように。コメディーだし、明るさも大事。本当に奥が深い役です。

−−お好きな場面は?

好きな場面は全部ですけど…ハバナから帰ってきてスカイと心がつながり正直な気持ちを出すところかな。酔っ払う場面は、いろんな方に驚かれました。お酒は飲めるのですが、好きじゃないので酔っ払う姿は想像です。一歩間違うと計算高い女に見えてしまうので、サラの本当の姿が伝わり、かわいげが出るようにと演じています。

−−サラを演じたことは大きな経験になりましたか?

自分の中に何か大きな物が残りましたね。昨年は娘役トップになり、組替えがあり、環境が急激に変わり毎日精いっぱいでした。ようやく、自分のやりたいこと、やらなくてはならないことが見えてきたところです。

−−具体的なことは?

技術的なことはもちろん、勉強しなくてはならないことは、組の真ん中に立たせていただく心構えです。今までは遠慮とか、下級生の私が…と恐縮する気持ちがあったのですが、それでは存在感が薄くなってしまう。堂々と真ん中に立つ人のエネルギーを出して、周りの空気を動かせるようになりたいです。








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