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月組「ガイズ&ドールズ」東京公演グラフ特集

 02/03/29 WebSpecial
 Text and Photo by Ishii,TAKESHI/石井健

0329guysdoor.jpg宝塚歌劇団月組の「ミュージカル『ガイズ&ドールズ』」東京公演が29日午後3時半から、東京・日比谷の東京宝塚劇場で始まった。

ブロードウエーミュージカルで、宝塚にとっては再演。初演は昭和59年の大地真央、剣幸、黒木瞳らが在籍した当時の月組。


舞台は1948年の米ニューヨークはブロードウエー。遊び人のスカイ・マスターソンは、賭博師とネイサン・デトロイトにのせられて、ネイサンが指定した女性をハバナに連れだせるか否かを賭ける。ネイサンが指名したのは、お堅いことで有名な救世軍の娘、サラ・ブラウン。スカイは、早速、救世軍に乗り込むが…。


ブロードウエーミュージカルの古典的名作だけに物語のおもしろさはいうまでもない。フランク・レッサーの劇中歌は「はじめての恋」「私がベルなら」など今も歌いつがれているスタンダード曲。宝塚にとっても再演−−と、お膳立てはそろっているのだから、紫吹淳・映美くららのトップコンビの月組がどれだけ楽しく、切なくみせてくれるかに全神経を集中させて楽しむばかり!

紫吹の伊達男ぶりはいうまでもないが、サラを演じる映美くららが、自身のキャラクターとだぶるのか、とても生き生きとしているのも注目で、トップのコンビネーションは、「大海賊」のときを上回っているはず。

今回は東京公演にあたって、紫吹は次のようなコメントを発表した。

「2002年の幕開けの公演として1月から1カ月半、宝塚大劇場で公演をやってまいりまして、いよいよ東京での誌四日を迎えさせていただきます。舞台に“慣れ”が出ないような新鮮な気持ちで舞台に臨みます。そして、宝塚で公演したとき以上によりグレードアップした、楽しく、熱い舞台をお贈りいたしますので、ご期待ください。
また、今回の作品は月組生だけでの公演です。専科のかたをお迎えしないということは珍しい機会ですが、ここで月組のチカラというのを結集したいなと思っています。
4月は日生劇場で『風と共に去りぬ』が、またほかにも『殉情』(赤坂ACTシアター)、『初風緑コンサート』(天王洲アートスフィア)と、東京では私たち以外にも宝塚劇場は公演をしていますが、ほかの劇場に負けないくらい月組もがんばっています。みなさま、ぜひかっこいいギャンブラーたちをみにいらしてください!」
28日に行われた通しげいこから名場面グラフをお届けする。

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