−−『カステル・ミラージュ』の新人公演で、ハリウッドの映画スター、ジョーを演じましたが
スターの雰囲気やしぐさをつかもうと、外国の映画をたくさん見ましたね。コメディーやシリアスなどいろいろです。
−−本公演のほうではマフィア役でしたね
だから、ついマフィアっぽく反応してしまうのをどう変えるか−も課題でした。
−−難しかったところは?
スイングダンスのシーンです。通しげいこの後、振付の御織ゆみ乃先生に「あかんわ!練習しよ」と言われて、居残り特訓を受けたんです。新人公演のダンスを先生が直接教えてくださることはないので、よっぽどハラハラされたのでしょう。
−−それは、でもよい経験だったのでは。さて、ジョー華宮版ジョーはどんな人物に?
チャキチャキしていて、べらぼうに明るいキャラクターになっていたと思います。レオナードを演じている椿火呂花さんがとても大人っぽいのですが、2人は親友に見えなくてはいけない。日常から椿さんとたくさん話すようにして、椿さんの出すムーディーな雰囲気を吸収するようにしました。
−−ジョーのような人物をどう思いますか?
ジョーという男性は好きなタイプかな。明るくて、ちゃんと物事を考えている。いいことを言った後、はにかんだりするところとか好きです。
−−『カステル・ミラージュ』はいわゆる“スーツもの”ですが、やられていかがですか?
宙組で初めて“スーツ物”をやって、もっとスーツを着る役がやりたいなあと思いました。まだまだ衣装に着られてしまっているので、勉強して着こなせるようになりたいです。