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宙組 華宮あいり インタビュー

 02/03/30 産経新聞東京夕刊
 inteviewed by Takubo,OKO/田窪桜子

開眼!スーツもの

−−『カステル・ミラージュ』の新人公演で、ハリウッドの映画スター、ジョーを演じましたが

スターの雰囲気やしぐさをつかもうと、外国の映画をたくさん見ましたね。コメディーやシリアスなどいろいろです。

−−本公演のほうではマフィア役でしたね

だから、ついマフィアっぽく反応してしまうのをどう変えるか−も課題でした。

−−難しかったところは?

スイングダンスのシーンです。通しげいこの後、振付の御織ゆみ乃先生に「あかんわ!練習しよ」と言われて、居残り特訓を受けたんです。新人公演のダンスを先生が直接教えてくださることはないので、よっぽどハラハラされたのでしょう。

−−それは、でもよい経験だったのでは。さて、ジョー華宮版ジョーはどんな人物に?

チャキチャキしていて、べらぼうに明るいキャラクターになっていたと思います。レオナードを演じている椿火呂花さんがとても大人っぽいのですが、2人は親友に見えなくてはいけない。日常から椿さんとたくさん話すようにして、椿さんの出すムーディーな雰囲気を吸収するようにしました。

−−ジョーのような人物をどう思いますか?

ジョーという男性は好きなタイプかな。明るくて、ちゃんと物事を考えている。いいことを言った後、はにかんだりするところとか好きです。

−−『カステル・ミラージュ』はいわゆる“スーツもの”ですが、やられていかがですか?

宙組で初めて“スーツ物”をやって、もっとスーツを着る役がやりたいなあと思いました。まだまだ衣装に着られてしまっているので、勉強して着こなせるようになりたいです。


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華宮あいり
はなみや・あいり沖縄県出身。平成8年、『CAN−CAN』で初舞台。新人公演では、12年の『望郷は海を越えて』で蔵人、昨年の『ベルサイユのばら2001』でオスカルを演じる。華やかな容姿で期待の若手男役。
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