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作・演出家の藤井大介

 02/04/11 産経新聞東京朝刊
 inteviewed by 田窪桜子/Takubo,OKO

Fujii's Work 花組「レビュー・アラモード『カクテル』」 初風緑コンサート「愛・舞・魅」など


藤井が宝塚を知ったのは物心つく前。母や親戚(しんせき)に連れられ、赤ちゃんのころから見ていた。


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「東京公演は各組1回は必ず見ていました。自分の中の大きな存在でしたね。中高生のころからは出演するほうにも興味が出て、大学はミュージカル研究会で歌って踊ってました」という筋金入り。

求人広告を見て宝塚歌劇団へ。演出家デビューは平成9年の「Non−STOP!」。このときは振り付けも手がけた。

「デビューは、まだ早いと不安もありました。俳優のほうも実はずっとやりたくて、30歳を超えてやっとあきらめました」と笑う。

匠ひびき主演の「カクテル」は、お酒の名前をテーマにつづるショー。ちなみに、一番好きなのはビールとか。

「チャーリー(匠)は一見、クールに見えるけれど、体育会系の熱いものを持っている。そして、純粋に宝塚が好きな子。けっして器用じゃないけど、そんな彼女の持ち味を生かしたショーにしたかった」


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「カクテル」制作発表
一方、「ガイチ(初風)は陽のイメージなんです。常に刺激がほしいタイプ。彼女のやりたいことを全部出してもらって」と盛りだくさんの内容に仕上げた。

演出家としてはまだ若手。演出助手も多く、8月の博多座公演初日まで休みがない。

「生徒をよく知って、その人の時期にふさわしい作品をつくりたい。そのためにも、助手はけいこ場にずっといられ、生徒を観察できていい。今の目標はストーリー性のあるショーですね」と意欲を燃やしている。


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