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月組 紫城るいインタビュー

 02/04/18 産経新聞東京朝刊
 inteviewed by 田窪桜子/Takubo,OKO



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−−月組「ガイズ&ドールズ」の新人公演でアデレイドを演じましたね。

ネイサンと14年間も婚約したままの踊り子です。結婚を待ちわびている感じも出したかったし、ただポーッとしているだけでない大人っぽさ、力強さを出そうと演じました。

−−この公演が終わったら娘役に転向するそうですが

このアデレイドという役に出合えたことで、娘役転向を決めることができました。それまでは、踏みきれない何かがあったのですが、アデレイドを演じて、男役も娘役も演じるおもしろさは同じだと感じ、自分に合っているのは娘役かもしれないと思えたのです。入団6年目になりますが、男役としても、できるかぎり頑張ってきたつもりです。だから、だれかに言われて−−ではなく、自分から決めることができました。本公演では男役でギャンブラーを演じていますが、今できる精いっぱいの男役をお見せしようと心がけています。

−−では、娘役転向後の課題は?

今後の課題はエネルギーを発散させ、どう前に押し出せるかですね。あと、よくアニメのような声と言われるのですが、マンガ声ではない娘役の声の出し方。

−−次のバウホール公演では初ヒロインだそうで

そうとうな覚悟での娘役転向ですが、どんな娘役になりたいか−−ではなく、ひとつの物語を作り、伝えられる舞台人でいたいと思ってます。

−−舞台そのものが大好きだということですね

このお仕事は人に何かを伝えられるすごさに魅力があります。やっぱり私、舞台が好きなんだなと思います。

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