−−それぞれの作品への意気込みを

上級生に教わったこと、学んだことを発揮できるようにがんばります。なったからには、宝塚の歴史に残る娘役になりたい。

−−「ON THE 5th」ではタップダンスも披露するが

私はタップダンスは音楽学校以来ですので、がんばらなくてはと思っていますが、長距離走と同じぐらい疲れるんですよ。

−−「ON THE 5th」の舞台であるニューヨークについては

生まれて初めての海外旅行先がニューヨークでした。高層ビルが林立し、人の歩く速度も速くて、そんな中にいたら、日本でくよくよしていた悩みなんか吹っ飛んでしまいました。

−−この公演に先立つ「殉情」の再演で、（絵麻緒ゆうと）実質的な共演をしたが、その感想を

私は目が不自由だというハンデを負った女性を演じ、ふだんは使わない神経が発達したような気がします。目で芝居をするという人もいるわけですが、目が不自由な役はそれができず、違うキャッチの仕方をする神経が生まれるわけで、勉強になりました。

（絵麻緒と同様）お芝居はシリアスなもののほうが好きなんです。「愛してま〜す」っていうのは、確かに宝塚っぽいのかもしれませんが、私は、愛に至るまでのドロドロしたものを演じて、「こういうのって、ある、ある」って共感てぎるもものを演じたいです。

−−お披露目公演に対する意欲は

トップになること自体、確率を考えれば大変なことですが、なったからには宝塚の歴史に残る作品を作りたい。ただ、トップはふたりですが、芝居は全員で作るものなんです。ですから、みんなで作っていますというものにしなくては。