SUMiRE STYLE    モーストリー・クラシック0710号    

  音楽は、生活の中に当たり前のようにあるもの
    専科 彩輝直


Q音楽との“付き合い方は”?

 音楽は大好きでいつも何か聴いています。今、一番気に入っているのは「ピュア」、「フィール」、「イマージュ」など“癒し系CD”。なんだか壮大で、聴いていていろんなイメージが広がっていくのがいいんです。

Q音楽との出会いは?

 音楽に最初に触れたのは幼稚園。入園説明会でヤマハ音楽教室があり、エレクトーンが弾きたくて習い始めました。当時は音感があるほうで、耳で覚えてはオルガンを弾いていました。

Q初めて買ったレコードなんて覚えていますか?

 初めて買ったレコードは、アイドル全盛期ですから多分、ピンク・レディーか沢田研二さん。歌番組もたくさんあったので、中森明菜さんや松田聖子さんの歌をテープに入れては歌っていました。

Q最近はどのような

 今は、目的をもってCDを買うというより、ジャケットの印象なんかでパーッと買い集めちゃうタイプですね。その中から気に入ったものを見つけます。最近は、ア・カペラやコーラス、ディズニーのものが好きですね。

Qクラシック音楽は?

 クラシックは授業で聴いていた程度ですが、宝塚音楽学校に入ってからは、その時々で勉強したものを聴くようになりました。例えば、イタリア歌曲を習うと、いろんなイタリア歌曲やカンツォーネを探して聴いていましたね。

Q音楽から受けたもっとも大きな影響はなにかありますか?

 中学生の時、親に連れていかれたミュージカル「ピーター・パン」です。この影響で、今の自分があるのかもしれません。だから、ブロードウェーで見たミュージカルのCDもよく聴きます。主演の変貌ぶりが強烈だった「ジキルとハイド」や「シークレット・ガーデン」。宝塚でも上演した「グランド・ホテル」や「ミー&マイガール」も好きですね。ミュージカルって何年も時間をかけて作るじゃないですか。物語と一緒に音楽も練りこんでいくから、魅力的なのだと思いますね。

Q音楽とは?

 私にとって音楽は、生活の中に当たり前のようにあるもの。だから、ふっと立ち止まって考えると、ないと困るだろうななんて思います。

 「ベルサイユのばら」が終わったらディナーショーをやります。選曲も考えなくてはいけないですし、これからは、もっともっとたくさんの音楽に囲まれた生活になりそうです。



田窪桜子@産経新聞東京文化部    






PROFILE あやき・なお 神奈川県出身。平成2年、「ベルサイユのばら」で初舞台。翌年、月組に配属。同年、「ベルばら」新人好演(東京)の第一部でアンドレを演じ注目を集める。6年、ロンドン公演参加。8年、星組に組替えし新人公演初主役。10年、「夜明けの天使たち」でバウ公演初主役。11年の「エピファニー」、昨年の「聖者の横顔」とバウ公演主演。昨年、6月専科に配属。華やかな容姿と、独特の存在感で観客を魅了するスター。愛称はさえこ


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