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雪組 紺野まひる 音楽インタビュー

 モストリー・クラシック 3月号
 interviewed by Takubo,OKO/田窪桜子

−−音楽との関わり方は?

私はラジオが好きで、朝起きたらまずFM放送を聴くんです。だからよく聴く音楽というと、パーソナリティーのトークの間に流れる音楽ですね。ラジオは、古い曲や今はやっている曲、邦楽や洋楽などいろんな曲が聴けるからいいんですよ。

−−ラジオ派なんですね

車の中でも、いつもラジオをつけています。アーティストを選んで聴かないので、逆に早く新曲を知ることもできます。例えば、ジャズ歌手の小林圭さん。ブレークする前にラジオで聴いて、ものすごく上手だなとインパクトを受けてたんですよ。

−−音楽との出合いは?

子供のころはピアノとバレエを習っていたのですが、ピアノのおけいこはすごく嫌いでした。かえって兄のほうが上手だったぐらいです。幼稚園に通っていたころはピアノを弾くより、ピアノと一緒に歌うのが好きだったんです。でも、ピアノやバレエを習っていたおかげで、チャイコフスキーの音楽などは大人になっても耳で覚えているんです。 今回(1月〜2月の雪組)の東京公演には、友達の影響で「イマージュ」や「クラシカル・エバー」、「スティール」のアルバムを持ってきて聴いていたのですが、クラシックもいいなと感じました。

−−なるほど

わが家は父がものすごい音楽好きで、いつも家の中にいろんなジャンルの音楽が流れていました。いい音にこだわっているので、スピーカーとか機材にも凝っていて、とてもいい環境で育ててもらったなと思います。

−−初めて自分で買ったレコードなんて覚えていますか?

初めて自分のお小遣いで買ったのは何かな? チャイコフスキーなどをねだって買ってもらっていたようですが、自分のお小遣いで初めて買ったのはSMAPだったような…。

−−え!

意外と覚えていないですね。ライブなら、小柳ゆきさんとかMISIAさんとか、歌をちゃんと聴かせてくれる人のコンサートに行ってみたいですね。演歌にも、ちょっと興味があるんです。

−−え!

若い人には壁がありそうですが、友達に「演歌が似合うかも、歌ってみてほしい」といわれて、聴いてみたら意外と感動するんですよね。

−−紺野さんにとって音楽とは?

普段は、楽屋でもどこでも、他の人の携帯着信音に無意識に反応して、いつのまにか一緒に歌っていたりするタイプです。だから、私にとって音楽は、体の中に常に流れているものですね。
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こんの・まひる 大阪府出身。1996年、「CAN−CAN」で初舞台。雪組に配属。同年、バウホール公演「アナジ」のヒロインに一年目で抜てきされ、キュートな容姿と歌唱力で一躍注目を集める。同年、「虹のナターシャ」で新人公演初ヒロイン。2000年、ベルリン公演参加。昨年は、「アンナ・カレーニナ」のタイトルロールを演じる。次作の「殉情」で雪組の絵麻緒ゆうの相手役として娘役トップスターとなる。愛称はまひる。
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