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星組 安蘭けい 音楽インタビュー

 モーストリー・クラシック2月号
 Text By Takubo,OKO/田窪桜子

−−お好きな音楽は?

よく聴く音楽は、季節感とかその時々の自分の気分で変えています。クリスマスには、マライア・キャリーさんや、ジャズ歌手の小林圭さんのクリスマスソング集を聴いていました。寝室で流すのは映画「冷静と情熱のあいだ」で使われたエンヤが多いですね。

−−なるほど

日本の歌謡曲も大好きだし、ラテンも大好き。ラテンでは、ジプシー・キングスやリッキー・マーティンですね。あと、バックストリート・ボーイズをよく聴きます。

−−いつごろから音楽に親しんでいましたか? 子供のころから音楽が大好きでしたね。家がカラオケの機械を扱っていたので、会社の事務所で歌ってました。幼稚園ぐらいのころから、親類の集まりなどではいつも歌わされて、そのときの十八番は「ろくでなし」だったんですよ。

−−随分、大人歌を

叔母の影響です。もう少し大きくなってからはピンク・レディ。今でもほとんど歌って踊れますよ。

そうすると、子供のころは歌手になりたいなんて思いませんでしたか?

小学校の高学年のころは歌手になりたかったんです。今考えると、そのころから歌が好きだったみたい。それこそ、ピンク・レディになりたかったですね。でも、中学校ではスポーツに夢中になってしまって、その後、進路を決めるときになって歌や踊りをやっていきたいなあと思ったんです。芸能界に入る方法は知らなかったから、受験方法が明快だった宝塚歌劇団を選びました。

−−ああ、なるほど!

宝塚に入ってから好きになった音楽がラテン系です。何かをしているときとか、車の運転をしているときなどはノリのいい曲。グロリア・エステファンやスィート・ボックスのアルバムはMDに落として持ち歩いています。日本の歌手では宇多田ヒカルさんとか、鬼束ちひろさんかな。それにミュージカルのCDをよく聴いています。「ジキルとハイド」、「ビューティフルゲーム」「ホイッスル・ダウン・ザ・ウインド」、マドンナの「エビータ」。「RENT」も好き。「ライオンキング」の「シャドウランズ」も歌ってみたい曲ですね。

−−しつこいようですけど、ほんとうに多彩な音楽を聴いていますね

音楽に関してはぜいたくで欲張り。とにかく何でも聴きたいんですよ。私にとって音楽は、なくてはならないもの。なくなったら、自分の表現の仕方が分からなくなっちゃうと思います。
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あらん・けい 滋賀県出身。1991年「ベルサイユのばら」で初舞台。翌年、雪組に配属。94年、「雪之丞変化」でむく犬を演じ注目を集める。95年、「JFK」で新人公演初主役。96年、「エリザベート」ではルドルフ少年を好演。98年、「ICARUS」でバウホール公演初主役。99年、「ノバ・ボサ・ノバ」ではマールとブリーザの男と女の二役を演じる。2000年、星組に組替えしバウ公演「花吹雪 恋吹雪」で石川五右衛門約で主演。表現力豊かな歌と演技で魅せる実力派スター
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