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平成9年入団 神戸市出身 |
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娘役らしく、読めて覚えやすい名前を、みんなの合作で考えたという。「琴」は両親の、「まりえ」は同期生の、アイデアだった。
「私ってどんなイメージ?って同期に聞いたら、『まりえ』って感じかなと言ったんです。響きがいいし、『琴』とも合う。パッと見てスッキリした名前にもしたかったので、それに決めました。よく京都出身って聞かれるんですが、全く関係ないんですよ」
愛称の「ゆうこ」は本名。上級生には「ことこと」、ファンからは「ことちゃん」とも呼ばれるそうだ。
ダンスが得意で、声のかわいい娘役。新人公演の初ヒロインは、あの「ベルサイユのばら」のマリー・アントワネット役だった。「外見で王妃に見えないといけないし、ワッカのドレスが立派なので、すそを踏まないよう、よろけないように、足をすって歩いていました」
現在、宝塚大劇場で公演中の「プラハの春」に、女子大生役で出演している。この新公でも2度目のヒロインを演じた。こんどは東ドイツの反体制活動家、カテリーナ役。「すごく奥深くて難しい」と役作りには苦労したようだが、大健闘。しだいに芝居のおもしろさもわかってきて、舞台が楽しいという。
目標は「相手の男役さんを素敵に見せて、1人でいるときも輝いている娘役」とか。