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−−花組「琥珀(こはく)色の雨にぬれて」の新人公演(21日)で、高級クラブの女主人、エヴァを演じますね。
普段は男役なので、配役を聞いたときは、びっくりしましたよ。宝塚大劇場の新人公演では、初の女役に初舞台生のような気持ちでした。
−−本役は、専科の矢代鴻さんが演じている役ですが
矢代さんがすばらしくて、最初は「手も足も出ない、どうしよう」と思っていたのですが、こういう機会は新人公演でしかないですから、とにかく捨て身でやろうとけいこしました。
−−エヴァをどう解釈しまたした?
ジゴロを従えて店を経営し、いろんな人生経験をしている大人の女性です。エヴァの生い立ちや、ジゴロ1人1人の設定を考えたりするのは、楽しかったです。ただ、あえて大人びて演じようと凝り固まってしまうより、出せる力を出しきって演じようと思っています。
−−歌もたしか…
2曲も歌わせていただくのですが、この歌が大課題でした。宝塚大劇場の公演中も休みは東京へ歌のレッスンに通いました。矢代さんにも終演後、教えていただいたり。歌詞もすてきですし、うまい下手を意識せず、深いものを伝えられるように歌いたいですね。
−−初めて女性の役を演じるのですが
男役のときは細かいことを気にし過ぎていたなあと気づきました。歩き方や手の出し方など、男らしくと考え過ぎていたんです。もっと自然に、演じることを構えずに。この経験を生かし、いろんな役に取り組んでいければと思っています。