 | 初風緑(専科) 昭和63年入団 東京都出身 click a photo |
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提出した芸名がことごとく戻された。困って元タカラジェンヌの叔母を通じて、初風諄(元娘役トップ)に相談。「舞台人としても、女性としてもいい」という「初風」の姓をもらい、自分のラッキーカラーで、あたたかい春をイメージする「緑」を名前にした。
「私の夢の芸名は“真澄れいか”だったんです。当時は似た名前の上級生がいらしたんですね。“初風”はとても大きな名前でしたが、今やっと舞台と芸名が一致してきたかなと思います。明るくさわやかなイメージで、常に前向きでいたいという私のモットーにも合う。名前って耳からも入るので、アダ名ともどもすごく大切ですね」
愛称の「ガイチ」は本名から。「男役っぽいアダ名を自分でアピールした」そうだ。
歌、踊り、芝居と三拍子そろった芸達者。現在、宝塚バウホールで「愛・舞・魅」を公演中(20日まで)だ。男性4人を従えてのワンマンコンサートという初めてのスタイルにチャンレンジ。新しい魅力を発揮している。
「テーマは宇宙。ポスターも“初風星”をイメージして自分で考えたんです。男の子と組んでみたいって希望は、専科ならではのわがままでしたが、結果的に私らしい舞台なったような気がします。舞台をみんなで一緒に作る楽しさ、男役の魅力は男性と一緒でも不滅だってことも、わかりました」