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−−外部出演する「私生活」(ノエル・カワード作、竹邑類演出)で初めて女役に挑戦しますね
最初は、女を演じることを意識しすぎていましたね。稽古(けいこ)は、こうあるべきだと自分で作っていた壁を取り外し、ゼロから作業を始めました。
−−男役として違和感のようなものは…
子供のころから、兄のお古のジーンズをはいて走り回り、木に登ったりと、男の子っぽかったので、今が人生で一番、女性を意識して生活していますね。
−−演じるシビルという女性はどのような…
演出の先生から「わがままな女のかわいさが、口調など、どこかに残るように」と言われました。かわいい女を演じるのは難しいですね。
−−共演の方々は?
主演の水谷八重子さんなんて、チャーミングさがあふれ出ているんですよ。皆さんすごく自然体。私もお稽古では芝居を作るというより、登場人物たちが生きている生活を作っている感覚です。人物たちが鮮明で人間らしい。まさにヒューマン・コメディーです。
−−外部出演の経験はいかがですか?
稽古初日は緊張していたのですが、稽古にも役にもなじんできた今、すごい方々の中に入れていただいたんだなと感謝しています。この後は宝塚の男役に戻りますが、何を吸収できているか、自分でも楽しみです。
「私生活」は東京・ル テアトル銀座(6月6−9日)、神奈川・ハーモニーホール座間(22日)、東京・かめありリリオホール(7月28日)ほか。
問い合わせはシルバーライニングTEL.03-3465-3169。