 | 雪組 愛耀子 平成5年入団 東京都出身 |
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作家の野坂昭如氏の二女。母親の藍葉子(あいようこ)、8歳違いの姉の花影美妃(はなかげ・みき)も、元タカラジェンヌで娘役だった。
「ウチは父以外はみんなタカラジェンヌ。父はすっごく悩んでいろいろ芸名を考えてくれたんですが、ピンとくるのがなかった。それで母の芸名の呼び名を使って、字は父が選んでくれた中から私が決めました。『耀』はパーッと華やかな感じがするし、最近は『子』の付く名前のほうがかえって新鮮。とても気に入っています」
愛称の「あみ」は本名から。
バレエや日舞が得意な娘役。4月の東京・日生劇場公演「風と共に去りぬ」では、スカーレットの妹のスエレンを好演した。
現在、宝塚大劇場の雪組公演では、「追憶のバルセロナ」がジプシーのビアンカ、「ON THE 5th」は進行役のクラウンAという、どちらも目立つ役で出演している(7月8日まで)。
「今回は歌うシーンがけっこう多いんです。ショーは3人のピエロの1人。外国の方の振付もあって、ハードだけれどとっても充実しています」
入団して今年で10年目。「母や姉よりずっと長くなりました。宝塚は男役さんあっての娘役。女優さんとは考える方向がまた違った難しさがありますが、私は芸事が大好き。舞台のお仕事はすごく楽しいです」