 | 宙組 水夏希 平成5年入団 千葉市出身 (宝塚歌劇団提供)
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字画がいい芸名と、知人につけてもらったのが「水祐希」。ところが先輩の「天海祐希」と同じだったので「夏希」に変えたという。
「夏生まれ(8月)だったし、すんなりと決めました。最近、ハタと気づいたんですよ。私は生活のほとんどを芸名で暮らしているって。入団10年目にして芸名に責任を感じてきましたね」
愛称は「ミズ」「ちか」。
トップ街道をばく進している2番手の男役スター。さわやかな笑顔とキレのいいダンスの魅力に加えて、芝居の成長も著しい。ステップアップになったのは宝塚バウホールで初主演した「ロミオとジュリエット」のようだ。
「自分のキャリアとロミオという役が、ちょうどいい時期に合ったんでしょうね。演じるというより、役を生きることができたって感じがしたんです」
12日初日の宝塚大劇場公演「鳳凰伝」では、盗賊の頭のバラク役を演じる。
「原作にはない、いさぎのいい男の役。主人公のカラフ(和央ようか)と対等にからむ男気を見せたい。すっごく難しいんですが」。
併演は「ザ・ショー・ストッパー」(8月19日まで)
そして8月末から9月にかけては、宝塚、名古屋、東京で初めてのディナーショーにも挑戦する。
「自分でもすごく楽しみで、オーソドックスにやるつもり。これからは芸名の自分にもっと色づけをしていきたいですね」