宝塚歌劇団雪組のトップスター、絵麻緒ゆうが8日、トップとして兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で最初で最後の公演を終え、約4000人のファンに見送られて、本拠地に別れを告げた。
絵麻緒は、雪組公演「追憶のバルセロナ」「ON THE 5th」の千秋楽の後、「さよならショー」、手形モニュメント型取り式などのセレモニーを終始笑顔でこなした。
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ファンに手を振って別れを告げる絵麻緒ゆう=兵庫県宝塚市(8日午後7時3分) |
会見で絵麻緒は「足の負傷などありましたが、私らしく明るく笑顔で終えることができて幸せです」と発言。一瞬驚かせたが、これは古傷のことで、毎日病院に通ってケアしながら舞台を務めたという。
最後は「16年間の愛をありがとうございました」とファンへの感謝の言葉で締めくくった。
このあと東京でコンサートと本公演を行い、9月23日で退団となる。
同時に娘役トップの紺野まひる、専科の成瀬こうきも退団する。
なお、同歌劇団は終演後、次期雪組トップに朝海ひかるを内定し、相手役には花組の舞風りらが組替えして娘役トップとなることを発表した。10月末の全国ツアーから新トップ・コンビを組み、来年元日から大劇場でトップ披露公演を行う。