意欲的に退団後の活動をスタートさせる真琴つばさ

宝塚歌劇団の元月組トップスター、真琴つばさが本格的に芸能活動をスタートした。

「ＴＨＥ　ＬＩＶＥ２００２」と題し、内容の異なる３本のライブコンサートを３カ月連続公演。あわせてＣＤもリリースと精力的だ。

真琴は昨年７月に退団。１月にＣＤを発売したものの、今後の方向性を模索していた。

「やりたいことはあるけれど、１７年間宝塚で培ったことを無視することもできない。もう１回、人生の色を塗り直しているところ。心の中には、右手に旗を掲げたジャンヌ・ダルクとロダンの考える人とがいる感じ」と話す。

ライブ１本目「ＬＩＶＥ　Ａ−Ａｌｉｖｅ」（２１日）は、約５０００席の東京国際フォーラムホールＡ（東京・日比谷）で。２本目「ＬＩＶＥ　Ｂ−Ｂｒｅａｋ！」（８月１３−１５日）はライブハウス・ＳＨＩＢＵＹＡ−ＡＸ（東京・渋谷）で−−と、まったく異なる状況で行う。ともに前売りは即日完売した。

「今、唯一、自分を表現できるのが歌でした。Ａでは自分の現在・過去・未来。１回限りの前夜祭みたいに多ジャンルの音楽を。Ｂでは真夏ですし、ラテン系かな。ほぼ１年ぶりのステージですが、少しでも進歩があるようにといろいろ考えています」と説明する。

「ＬＩＶＥ　Ｃ−Ｃｏｎｔｒａｓｔ」（９月２１−２９日）は、落ち着いた劇場空間のアートスフィア（東京・天王洲アイル）。日本を意識した内容になりそうだという。

ライブ始動に合わせて１０日にシングルＣＤ「綺麗」も発売する。

「もっと先のことも考えたほうがいいとも言われますが、私は今できることを徹底的に精いっぱいやるしかできない。自分の肩書きが何かもまだ見つからない。目指すは“人生のパフォーマーです”」

ジャンルを問わない新しいタイプのタレントへと意欲をみせる。

ＬＩＶＥ　Ｃ−Ｃｏｎｔｒａｓｔの問い合わせはキョードー東京ＴＥＬ０３・３４９８・６６６６。