
この写真。私は誰でしょう? 宝塚歌劇団男役、伊織直加です。今回は外部出演舞台「キス・ミー、ケイト」(27日まで=東京・帝国劇場。8月3−29日=名古屋・中日劇場)での女役姿でごあいさつ。
−−今回はどんな作品を?
まず
マーク・アンソニー「メンディド」(ソニー)。ラテン系なのね、これ。ともかく聴いたとたんに、今回はコレって決めたの。情熱的なメロディー。かっこいい。夏にも合うし、自分で歌いたい歌がたくさん入っている。
−−即決ですね
私は、ラテン系の男の人が好きなの。自分が演じてみたい役の1つ。機会があればここにあるような歌を使ってみたい。
−−それは楽しみ。次は?
コンピレーションの
「アースビート」(東芝EMI)は、肩の力を抜いて聴くにはいいな。これ、タイトルが気に入っちゃった。かっこいい。
−−そうくると思っていました。
次のディナーショーのタイトルに使っちゃおうかな。ビートのある曲で、女性が歌っているものがたくさん収録されているから、女役をやっている気分で聴ける。
−−女役も半月がたって慣れましたか?
慣れましたけど、公演の前半はハードロックを聴いちゃうと男役に戻っちゃって、帝国劇場じゃなくて東京宝塚劇場にいっちゃいそうでした。
−−−はははは。
ジャズシンガー、小林桂「ソフトリー」(東芝EMI、9月19日発売予定)は、恋人とワインでも飲みながら聴いてください。最近、よく自宅で赤ワインを飲むのですが、これを聴きながらだと、いい感じ。
−−そうですね、彼はまさにソフトな歌い方が身上です
1曲目の「朝日のごとくさわやかに」は、私も宝塚の舞台で歌ったことがあるけど、歌う人でこんなにも違うものかと。この人のかっこよさは力をすごく抜いて、ナチュラルに歌っているのにスイングするビートが絶対に崩れないところ。