 | 月組 霧矢大夢 平成6年入団 大阪・岸和田市出身
(宝塚歌劇団提供)
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スケールの大きな芸名だが、『赤ちゃんの名前辞典』を買い、その中から自分でピックアップして決めたそうだ。
「オリジナリティーのある芸名にしたかったんです。まず、“ひろむ”と読ませる“大夢”が目に飛び込んできた。それを下の名前に決めて、上は“きりや”の響きが気に入ってつけました。私は基本的に、本人のがんばり次第で、名前は後からついてくると思っていますが、名前負けしないようにと、逆に励まされることもありますね」
愛称は「きりやん」。
明るくエネルギッシュな舞台姿が魅力で、メキメキ実力をつけている人気男役。宝塚バウホール公演「スラップスティック」で単独初主演のあと、現在は宝塚大劇場公演に出演中だ(9月30日まで)。
リチャード・ロジャース生誕100年記念のレビュー「With a Song in my Heart」では、英語で歌う「ブルームーン」の銀橋ソロが見どころ。
「ショーできちんと1曲を歌うのは初めて。ドゥ・ワップ調のアレンジを小粋にキメたい」と張り切っている。
パリを舞台にした「長い春の果てに」は、元麻酔医のアルノー役。
「初主演したことで、責任感と課題が襲いかかってきました。チャンスに恵まれて、今充実していますが、来年は入団10年目になる。もっと包容力のある男役をめざしたい」とか。